インフルエンザワクチンを接種可能な医療機関(2017年10月)

平成29年10月19日

モンゴル国医療事情(旅行者・長期滞在者向け)

  1. はじめに

  2. 渡航前の予防接種

  3. 旅行(滞在)中に気をつけること

  4. 個別の疾患について

  5. もしも病気になったら(医療機関情報)
     

    5-2.インフルエンザワクチンを接種可能な医療機関について(2017年10月)


  6. 旅行(赴任)前の準備;予防接種の他に

  7. 世界の医療事情(外務省リンク)

  8.  

はじめに

海外では、自分の安全は自分で守りましょう。
在モンゴル日本国大使館には平成元年より医務官が配属され、在留邦人および邦人旅行者の保健相談(診察や治療が必要な場合、医療機関を紹介)を行っています。
モンゴルでの旅行や滞在を楽しく過ごすため、起こり得る健康の問題をどのように避けるかについて、常識的な注意・勧告と、出発前の準備やモンゴルの医療事情をまとめましたので、参考にしていただきたいと思います。
 

渡航前の予防接種

モンゴルに入国するに当たり、指定された予防接種はありません。
しかし、以下の予防接種(ワクチン)を日本で済ませてから、渡航されることを強くお勧めします。それぞれのワクチンは、数週間あけて2回以上接種する必要があり、渡航の数ヶ月前から医師に相談して、接種計画を立てる必要があります。品不足や安全性の面から、モンゴルでのワクチン接種は避けた方がいいでしょう。

  1. 成人に必要な予防接種
(1)A型肝炎(2)破傷風(ジフテリアと破傷風を合わせて、DTワクチンとして接種可能) (3)B型肝炎(4)日本脳炎:北京株(5)ジフテリア
* 狂犬病に関しては、動物になめられたり、かまれたりした後に直ちにワクチンをうつ必要があります。しかし、モンゴルでのワクチン接種は不可能または非常に危険を伴い、可能なら、渡航前のワクチンを勧めます。いずれの場合も、受傷後は直ちに本邦へ帰国する必要があります。
  1. 小児の場合
日本における定期予防接種と任意接種(*)をすませて下さい。
(1)BCG (2)麻疹(はしか) (3)ポリオ(4)三種混合 (DPT:ジフテリア、百日咳、破傷風)(5)日本脳炎(6)風疹(三日ばしか)*(7)おたふくかぜ *(8)水ぼうそう *(9)B型ウィルス性肝炎
モンゴルに家族で長期滞在される場合、就学時に必要となる事があるので、国内の医療機関に依頼して、英語で記載された、予防接種証明書を持参して下さい。
 

旅行(滞在)中に気をつけること

飲食物のリスク                                                              

水道水の塩素処理が確認できない地域(ウランバートルも含む)で安全であると考えられるのは、沸騰させた水で作った飲み物(コーヒー、お茶など)、缶や瓶に入った炭酸飲料、ビールやワインといわれています。開栓されていないペットボトル入りのミネラルウォーターも問題はないと思われます。氷も汚染されていると考え、飲み物に氷を入れてはいけません。飲み物が缶や瓶に入っている場合、コップに移すより、口に付く部分を最初によく拭いて直接飲む方が安全です。水道水で歯を磨くことも避けて下さい。水を沸騰させることが最も確実に安全な飲料水を得る方法です。1分以上沸騰させ、自然に室温まで冷まします。
 
  • 食べ物
生の食べ物は全て汚染されていると考え、サラダや加熱調理していない野菜、殺菌していない乳製品は避け(牛乳はロングライフ牛乳がベター)、加熱調理したものだけを食べます。生焼けのもの、加熱後長時間経ったものは再加熱する必要があります。果物は自分で皮をむいて食べるものに限ります。タマゴは、殻も菌(サルモネラ)で汚染されていることがあるので、取り扱いに十分注意して下さい。生卵や半熟は避けて下さい。その他、ハンバーガー、イチゴ、生チーズなどが危険な食べ物です。
 
  • 旅行者下痢症
赴任(旅行)の最初の週に発病することが多いのですが、いつでも(帰国後も)起こりえます。腹痛、下痢、嘔吐、鼓腸、発熱、倦怠感などの症状が見られます。一般的には、自然回復性です。下痢の続く期間は、1日4-5回の便が3-4日続くことが多いのですが、1ヶ月以上続く人もいます。高齢者に少ないのは、獲得した免疫が多いためとも考えられ、同じ理由でモンゴル人が大丈夫でも日本人には病気を起こすことがあります。食べ物の変化(油、塩分など)、高度、疲労が原因であることを示すデータはありません。 食事に注意する以外には予防法はなく、有効なワクチンはありませんし、予防的な抗生物質も勧められません。
 
  • 治療
ほとんどの下痢は、自然に回復するので、下痢で失われた水分と塩分を補充することで十分な治療といえます。ORS(経口水分補充塩類)を用いるのが最もよい方法です(なければスポーツ飲料で代用)。 次の場合は、医療機関(巻末)を受診して下さい。   (1)重度(1日10回程度)の下痢が2-3日以上続く場合  (2) 便に血液や粘液が混じる場合  (3)高熱や悪寒がある場合 (4) 脱水の症状(皮膚がかさかさで、舌を触っても指がぬれない、尿がほとんどでないなど)がある場合。
 

環境

  • 異常な寒さ;冬期には、長期間にわたり摂氏0度以下となります。適切な防寒着を着用しないことで、低体温や凍傷をおこします。アルコールの摂取がこれらをさらにおこしやすくします。屋内に閉じこもりがちになり、飲酒量が増える傾向があります。気分転換や適度な運動の方法を見つけましょう。
  • 乾燥;倦怠感や上気道感染(かぜ)をおこしやすくします。マスクの使用が、呼吸器の保湿に有効です。乾燥による皮膚の痒み、ひび割れなどには、保湿クリームを使用してください。冬期、室内では加湿器が必要です。夏期には、本人が気がつかないうちに脱水に陥ります。常に、水分補給を心掛けて下さい。コンタクトレンズ使用者など、目が乾きやすい人は点眼薬を携行してください。
  • 高度(ウランバートルは海抜1350m);ウランバートルは標高1300メートル以上に位置するため不眠、頭痛、むかつきおよび高山病になることもあり得ます。
  • 大気汚染(森林火災、冬期の排煙);慢性の肺疾患(喘息など)のある方は要注意です。
  

交通事故など   

  • 自動車事故、ふたのないマンホールへの落下、建物から落とされるゴミによるケガ、落馬事故、暴力ざた 
     

生物が媒介する病気 

  • ダニにより媒介されるペストに対し、その病気の感染が起こっている地域がわかっている場合、そこへ行くことを避けるべきです。また、長ズボンと長靴を着用し、サンダルを履かないことです。 *動物に注意 狂犬病(あらゆる動物)、ペスト(タルバガン)
     

水泳、水浴び(汚染された河川、湖沼) 

  • 感染の危険と溺水の危険があります。動物の屎尿や下水で汚染されている水(ほとんどの河川、湖)に入らない、頭を水の中に入れない、1人での遊泳・飲酒後の遊泳をしないことです。
     

外科的処置や輸血を避けるために 

  • モンゴルでは、医療関係者の教育法の違い、医療品・検査試薬等の慢性的供給不足、医療施設の老朽化などの問題があり、日本や欧米に比べ医療・衛生状況は遅れています。病院での治療に伴う感染症の危険があります。 予期せぬ緊急事態で外科的処置や輸血が必要になることは、ほとんどありません。 それは、大きなケガ、産婦人科救急、腸管からの大量出血(胃潰瘍など)に限られます。 ケガのリスクを最小限にするために夜間の運転を避ける、安全運転をする、シートベルトをする、後部座席に座るなどを心がけて下さい。乗馬の際のヘルメットは必須です。妊娠をしないことも重要です(避妊の失敗や強姦など予期せぬ妊娠の可能性があるときは、1-2日以内に緊急避妊法を検討してください)。
     

個別の疾患について

  • HIV

HIVは予防できます。性的接触、注射針や注射器の共用、輸血、外科的または粘膜が医療器具と接するような診療行為(注射、採血、歯科治療、産婦人科診察、ピアス、入れ墨なども含まれる)を避けることです。通常の接触、空気、食物、水、家具や食器に触れること、蚊などによる媒介、公共交通機関での同乗による感染の危険はありません。HIV感染状態が不明の人-静脈注射による薬物使用者、(職業的・非職業的にかかわらず)複数の性的パートナーを持つ人など-との性的接触(膣、肛門、オーラル何れでも感染する)を避けることです。コンドームを最初から最後まで正しく着用すれば、HIVの感染のリスクは減少します。
  

  • A型ウィルス肝炎
発熱、倦怠、食欲不振、吐き気、腹部の不快感、2-3日以内の黄疸が主な症状です(他の肝炎も同様)。1-2週間で治る軽症例から、劇症と呼ばれる致命的なものまで、人によって病気の程度は様々です。モンゴル人は、通常小児期に感染し、軽症で終わってしまうため問題視されていません。人から人、汚染された水や食べ物(加熱処理をしても、サーブするまでに再汚染される)で感染します。ワクチンにより、予防可能です。
 
  • B型ウィルス肝炎
血液を介する感染(主に医療行為)と性的接触によるものに限られますが、感染者のひっかき傷からの浸出物、生理の出血のついたものなどに触れることでも感染のリスクがあります。尚、感染者の中には、キャリアといって、ウィルスを保有し感染力を有するが無症状のため、本人も含めて感染に気づいていないものが多数あります。モンゴル人のB型肝炎ウィルスの保有率は20%以上とも言われ、特に注意を要する地域といえます。ワクチンにより、予防可能です。
 
  • C型ウィルス肝炎
主に血液(医療行為)を介する感染です。高率に慢性化し、肝硬変や肝ガンの原因となります。モンゴルは注射針の再使用などによると思われる高度感染地域であり、その多くは無症状で感染に気づかれていません(キャリア)。
 
  • E型ウィルス肝炎
食物や濃厚接触により感染するが、ワクチンは今のところ開発されていません。
 
  • ジフテリア、破傷風
ジフテリアは、特にロシアで大流行をくり返しており、モンゴルまで波及してきます。飛沫(空気)感染し、鼻、のどがやられ、呼吸困難に陥ると命に関わります。 破傷風は、世界中どこへ行くにも予防接種の必要な疾患です。接種していない場合、ケガ(特に土などで汚れた傷)の際、直ちに処置を必要とします。 いずれもワクチンが有用です。
 
  • ペスト
人畜共通感染症といって、齧歯類の動物とそれらにつくノミが関与し、ペスト菌により引き起こされます。毎夏、地方で小動物のタルバガンからの感染の報告があり、死亡者も出ます。タルバガンの肉を食べることは、避けた方がいいでしょう。また、感染地域には入らない様にしましょう。ワクチンは、非常にリスクの高い職業の人に限って使用されます。
 
  • 狂犬病
発症すれば必ず死亡する、ウィルス性の脳脊髄炎です。イヌ以外にも全ての哺乳動物がウィルスを保有する可能性があると考えるべきです。動物にはむやみに近づかないことと、咬まれた場合直ちに傷口を十分洗い、消毒した後、ワクチンの接種を開始(原則として本邦帰国、やむを得ない場合は感染症病院など)すること、咬んだ動物を可能な限り捕獲し観察下におくことが肝要です。
 
  • 性行為感染症
性行為感染症(STDs)には25種類を超える病原体が知られており、重篤な後遺症(HIV、晩期梅毒、性器ガンによる死亡、不妊症、急性の下腹部痛)をもたらします。ある人がSTDsに罹っているかどうかを判断することは不可能です。自分を絶対守りたいと思うなら、性行為を控えることです。控えたくない人は、性的な接触があるときは常に、最初から最後まで、膣・肛門・オーラル何れの場合にも、コンドームを正しく使用することです。男性で、尿道からの分泌物や説明のつかない発疹、性器の病変のある人は、直ちに医療機関を受診して下さい。女性は無症状なことが多いので、感染した可能性のある人は帰国してスクリーニングを受けることを考えて下さい。
 
  • 結核
モンゴルは、アジアの中でも結核の多い国として知られています。結核菌で空気が汚染されている閉鎖環境に長時間とどまることで感染します。飛沫感染ですが、乳製品での感染の可能性があります。航空機内での結核の感染事例があります。心配される方は診断を仰ぐ必要があります。数週間咳が続く、微熱が下がらないなど、結核が心配される方は検査を受けて下さい(モンゴル感染症センターまたは日本国内)。BCGは、小児においては重症化を防ぐ役割がありますが、成人では効果がはっきりせず、推奨はしていません。
 
  • ブルセラ症、炭疽菌、髄膜炎菌性髄膜炎
何れも日本ではまれな疾患ですが、モンゴルには常在しています。炭疽菌は、ウシ、馬などの動物(毛、革製品なども含む)から人間に感染します。ヒトからヒトへは、めったに感染しません。多くは、皮膚の病気(皮膚炭疽=発疹ができ水疱となり、破れて炭のような黒いかさぶたができる)で、皮膚の傷から侵入します。腸炭疽(感染した肉を食べる)や肺炭疽(菌を吸い込む)は非常に危険です。いずれも、早期に診断し、抗生物質で治療することが必要です。ブルセラ症は、動物にもヒトにも感染し、モンゴルではウィルス肝炎に次ぐ重要な感染症で、増加する傾向にあります。ヒトには、調理されていない乳や乳製品や、感染した動物(主に家畜)との接触によって感染します。時に数ヶ月にわたって、発熱が続き、抗生物質の治療が開始されないと、関節炎などの障害を起こしたり、重症化したりします。
 
  • SARS(重症急性呼吸器症候群)
2003年、原因不明の新型肺炎として、アジアを中心に8099人の疑い患者と744人の死亡例を出し、7月に一応終息しました。モンゴルでは8人の患者がSARSと診断されましたが、全ての患者は回復しました。

各疾患についての詳しい情報は、
厚生労働省 国立感染症研究所
同省検疫所 海外感染症情報 にあります。


 

もしも病気になったら(医療機関情報)

医療機関は何れも予約は必要なく、救急も含めれば24時間対応しています。救急車は対応が不確実と聞いており、勧められません。受診の際には、注射器や針が新しいものであるかを確認して下さい。支払は全てキャッシュで行われ、外国人料金となります。
手術や検査が必要であったり、重症である場合、可能な限り、帰国して治療すべきです(胃カメラ、歯科・婦人科診察なども感染のリスクあり。レントゲン、心電図、超音波、採血は可)。契約保険会社を通じ国外(中国または日本)へ移送されることもあります。

 (注意事項)

本ホームページへの情報の掲載は、当該医療機関の質を保証するものではありません。情報の内容についても、掲載時点の聞き取り等によるものであり、日本語訳等の過程において誤り等がある可能性があります。(記載内容に誤り等がありましたら、一報いただければ幸いです。) 

 

【国立病院】
1.国立第一病院 、2.国立第二病院、3.国立第三病院、4.国立外傷外科病院、5.国立母子保健センター、6.国立感染症研究センター、7.国立ガン研究センター、8.国立精神保健センター、9.国立皮膚研究センター、10.国立病理学センター、11.国立老年医学センター、12.国立血液研究センター

 

【その他病院】
13.アチタン病院、14.ゴルワンガル病院、15.ソングド病院、16.グランメッド・ホスピタル、 17.インターメッド・ホスピタル

 

【診療所】
18.S.O.Sクリニック、19.MJJ耳鼻咽喉病院、20.ボロルメルミ眼科、21.Zint子供クリニック

 

【歯科診療所】

22.ALPHA DENT、23.HOPE-1歯科医院、24.HOPE-2歯科医院

【その他】
25.救急車

 

1.国立第一病院


(1)専門科目

一般外科、内科、整形外科、耳鼻咽喉科、大腸・直腸外科、眼科、神経内科、内分泌内科、呼吸器内科、血液内科、循環器内科、伝統療法科  

(2)住所

スフバートル区、日本国大使館北側、健康科学大学・ソングド病院東側

(3)電話番号

11-320466(24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(8:30~17:30) 
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可(病床数544床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

季節性インフルエンザ

(8)ホームページ

http://ukte.moh.gov.mn(モンゴル語)

 

2. 国立第二病院


(1)専門科目

内科、外科、神経内科、小児科、伝統療法科、麻酔・集中治療科、リハビリテーション科

(2)住所

バヤンズルフ区、エンフタイワン通り、英国大使館の東側、東交差点近く

(3)電話番号

70150233(24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(8:30~17:30) 
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可(病床数195床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

5種混合、ポリオ、3種混合、季節性インフルエンザ、髄膜炎、麻疹、狂犬病、ペスト、

(8)ホームページ

http://www.sgh.gov.mn/ (モンゴル語)

 

3. 国立第三病院


(1)専門科目

神経センター、心臓センター、心臓外科、腎臓・内分泌内科、人工透析科、神経外科、呼吸器内科、消化器内科、一般外科、耳鼻咽喉科、眼科、内科、伝統療法科、血管造影科、救急・集中治療科、リハビリテーション科など

(2)住所

バヤンゴル区第5ホロー、アルドアユシュ通り1-A、

(3)電話番号

 11-70184049 (24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(8:30~17:30) 
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可(病床数410床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

B型肝炎、季節性インフルエンザ、ペスト

(8)ホームページ

http://www.shastinhospital.mn/ (モンゴル語)

 

4.国立外傷整形外科病院


(1)専門科目

外傷全般

(2)住所

バヤンゴル区第7ホロー、チングンジャブ通り、第三病院の北側約1キロメートル

(3)電話番号

11-70187791(24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(8:30~17:20) 
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可(病床数421床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

狂犬病、破傷風

(8)ホームページ

www.ntorc.mn (モンゴル語)

 

5.国立母子保健センター


(1)専門科目

小児科、産婦人科、一般外科、腎臓外科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、小児集中治療科、新生児集中治療科、麻酔科、内科、リハビリテーション科など

(2)住所

バヤンゴル区、モンゴル国立テレビ塔前

(3)電話番号

11-362715、11-360884(24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(8:30~17:00)
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可(病床数402床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.ehemut.mn/ (モンゴル語)

 

6.国立感染症研究センター


(1)専門科目

HIV/AIDS診療、感染症内科、結核内科、泌尿器内科など

(2)住所

バヤンズルフ区第14ホロー、ナムヤンジュ通りナラントール・ザハの北側

(3)電話番号

11-450491、100(24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(8:30~17:30)   
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可、病床数530床(感染症330床、結核200床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

ジフテリア、破傷風、A型肝炎、B型肝炎、髄膜炎菌、季節性インフルエンザ、麻疹、風疹、おたふくかぜ、黄熱、腸チフス、ブドウ球菌

(8)ホームページ

http://www.nccd.gov.mn/ (モンゴル語)

 

7.国立ガン研究センター


(1)専門科目

麻酔科、一般外科、肝臓・胆汁・すい臓外科、女性外科、脳神経外科、集中治療科、放射線科など

(2)住所

バヤンズルフ区第18ホロー、ナムヤンジュ通り

(3)電話番号

70162529、70152528(24時間受付、モンゴル語)

(4)受付時間

診察時間:月~木(8:30~16:30)、金曜日(8:00~14:00)                        
土日祝休診、救急は24時間対応

(5)入院施設

可(病床数190床)

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.cancer-center.gov.mn/ (モンゴル語・英語)


8.国立精神保健センター

(1)専門科目
精神科、小児精神科、アルコール依存症治療、ノイローゼ精神科
(2)住所 バヤンズルフ区第9ホロー、シャルハド
(3)電話番号 70150513、70150510(モンゴル語)
(4)受付時間 月~金(8:30~17:30) 
土日祝休診、救急は24時間対応
(5)入院施設 可(病床数450床)
(6)カード支払い 不可
(7)予防接種 不可
(8)ホームページ http://ncmh.gov.mn/ (モンゴル語)

9.国立皮膚研究センター

(1)専門科目
皮膚科、診療科、
(2)住所 スフバートル区第11ホロー、警察通り-78
(3)電話番号 93086485 (24時間受付、モンゴル語)
(4)受付時間 月~金(8:30~17:30) 
土日祝休診、救急は24時間対応
(5)入院施設 可(病床数170床)
(6)カード支払い 不可
(7)予防接種 可(花粉症の予防ワクチン)
(8)ホームページ http://dermatologycenter.gov.mn/ (モンゴル語)

10.国立病理学センター


(1)専門科目

病理診断科

(2)住所

スフバートル区、エンフタイワン通り-1

(3)電話番号

77324233、86181800(モンゴル語)

(4)受付時間

月~金(9:00~18:00) 
土日祝休診

(5)入院施設

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://emgegsudlal.moy.su/ (モンゴル語)

 

11.国立老年医学センター


(1)専門科目

老年内科、伝統療法科

(2)住所

スフバートル区第11ホロー、警察通り

(3)電話番号

99051833

(4)受付時間

月~金(8:00~17:00) 
土日祝休診

(5)入院施設

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.gerontology.moh.mn/ (モンゴル語・英語)

 

12.国立血液研究センター


(1)専門科目

献血事業、血液検査

(2)住所

スフバートル区第1ホロー、エンフタイワン通り-13、第1病院の横

(3)電話番号

11-312857、11-326504

(4)受付時間

月~金(8:30~16:00) 
土日祝休診

(5)入院施設

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.donor.moh.mn/ (モンゴル語)

 

13.アチタン病院


(1)専門科目

小児科、麻酔集中治療科、外科、神経外科、心臓外科、腎臓・内分泌内科、消化器内科、伝統療法科など

(2)住所

バヤンゴル区第6ホロー、アルドアヨーシ通り、第三病院の東側

(3)電話番号

70009623、70009624

(4)受付時間

月~金(8:30~17:00)、土曜日(10:00~12:00)、日祝休診

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.achtanhospital.mn/ (モンゴル語)

 

14.ゴルワンガル病院


(1)専門科目

小児科,産婦人科,内科,外科,耳鼻咽喉科、集中治療科、人間ドッグなど

(2)住所

バヤンゴル区第11ホロー、母子センター病院の南側

(3)電話番号

70113344(モンゴル語、9:00~16:00)

(4)受付時間

月~金(8:30~16:30)土曜日(10:00~16:00)日祝休診

(5)入院施設

可(病床数100床)

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.ggh.mn/ (モンゴル語)

 

15. ソングド病院


(1)専門科目

一般診療科、外科、心臓血管外科、内科、内視鏡センター、検診センター、甲状腺・食道・乳がん治療、歯科など

(2)住所

スフバータル区、日本国大使館北側,国立第1病院ならびに健康科学大学横

(3)電話番号

70111163 (モンゴル語)

(4)受付時間

月~金 (8:30~20:00)土(8:30~11:00)

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.songdo.mn/ 

 

16.グランメッド・ホスピタル


(1)専門科目

一般外科、内科、整形外科、耳鼻咽喉科、眼科、神経内科、女性外科、内視鏡センター、皮膚科、検診センターなど

(2)住所

ハンオール区第11ホロー、ザイサン通り1

(3)電話番号

77000066(モンゴル語、英語)

(4)受付時間

月~金(8:30~20:00)土(9:00-17:00)

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

(8)ホームページ

http://www.grandmed.mn/

 

17.インターメッド・ホスピタル


(1)専門科目

外傷とリハビリテーション以外に対応

(2)住所

ハンオール区第115ロー、チンギス通り41

(3)電話番号

77100203、70000203、70000103(24時間受付、モンゴル語、英語)

(4)受付時間

月~金(8:00~17:00)土(9:00-17:00)

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.intermed.mn/

 

18. S.O.Sクリニック


(1)専門科目

一般診療科、会員のみ往診

(2)住所

バヤンズルフ区第7ホロー、東交差点からイフトイロー北上の北東角,科学技術大学(コンピューターサイエンスマネジメント学部)南側

(3)電話番号

11-464325/26/27(モンゴル語・英語)平日(9:00~18:00)                                 91913122(24時間受付、モンゴル語・英語)

(4)受付時間

月~金(9:00~18:00)

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

可(季節性インフルエンザ以外のワクチンは会員に限る)

(8)ホームページ

http://www.sosmedica.mn/ (モンゴル語・英語)

 

19.EMJJ耳鼻咽喉病院


(1)専門科目

耳鼻咽喉科、歯科

(2)住所

スフバートル区第1ホロー、ヨンセイ病院・第1産病院の東側

(3)電話番号

11-318086、11-322628

(4)受付時間

月~金(9:00~19:00)、土日(11:00~15:00)

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.emjj.mn/ (モンゴル語)

 

20.ボロルメルミ眼科


(1)専門科目

眼科、レーシック手術

(2)住所

スフバートル区、モンゴル・日本センターの裏

(3)電話番号

11-315409、11-315410

(4)受付時間

月~金(8:30~16:30)、土(10:00~14:00)日祝休診

(5)入院施設

可(病床数20床)

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.bolormelmii.mn/ (モンゴル語)

 

23.Zint子供クリニック


(1)専門科目

小児科、小児外科アドバイス(要予約)

(2)住所

ハンオール区第4ホロー、Viva City N-15

(3)電話番号

99050949、99101222(英語)

(4)受付時間

月~金(10:00~18:00)、土(10:00~19:00)日祝休診

(5)入院施設

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

https://www.facebook.com/ZintClinic (モンゴル語)

 

22. ALPHA DENT


(1)専門科目

一般歯科、インプラント治療

(2)住所

スフバートル区第6ホロー、ダシチョイロン寺院の西側

(3)電話番号

70105559、91006305、88269737、88119737

(4)受付時間

月~金(9:00~18:00)、土曜日(10:00~17:00)日祝休診

(5)入院施設

(6)カード支払い

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

http://www.alphadent.mn/ (モンゴル語・英語)

 

23.HOPE-1歯科医院


(1)専門科目

一般歯科

(2)住所

チンゲルテイ区、エンフタイワン通り北側、ノミンデパートの西約200メートル

(3)電話番号

11-310490(モンゴル語・日本語)

(4)受付時間

月~金 8:00~20:00(冬季19:00まで)土日10:00~18:00、祝日10:00~16:00

(5)入院施設

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

 

24.HOPE-2歯科医院


(1)専門科目

一般歯科

(2)住所

チンゲルテイ区第5ホロー

(3)電話番号

70100157(モンゴル語・日本語)

(4)受付時間

月~金 9:00~19:00、土日10:00~18:00、祝日10:00~16:00

(5)入院施設

(6)カード支払い

不可

(7)予防接種

不可

(8)ホームページ

 

 

25.救急車

電話番号

 103(モンゴル語のみ)

 

5.2. インフルエンザワクチンを接種可能な医療機関(2017年10月)
                                                                                                                                                                                 詳細は各医療機関へご確認ください。

医療機関名

製品の
製造国

価格
(一人あたり)

備考

連絡先/営業時間

感染症センター

韓国

15000トグログ
(予定)

10月下旬入荷予定
外国人可

+976-11-451798

月~金
8時~15時

SOSクリニック

英国

30米ドル

 

+976-11-464325
月~金
9時~18時

インターメッド病院

中国

45000トグログ

11月で終了予定

+976-77011111
月~金
9時~17時

ソングド病院

中国
香港

33000トグログ

10月19日に再入荷予定

+976-70111163
月~金
8時30分~17時30分

 

 

旅行(赴任)前の準備;予防接種の他に

  • 健康診断
赴任前には、家族の方も一緒に、また歯科検診も含め、必ず健康診断を受け、健康状態をチェックしておく必要があります。検診結果は必ず説明を受け、必要があれば再検査まですませて赴任してください。健康上の問題がある場合、モンゴルでの再検査、疾患の継続治療、悪くなったときの治療はきわめて問題が多い事を、ご本人、主治医ともによく理解をして、渡航の是非を決定して下さい。高血圧、糖尿病、喘息なども、十分にコントロールしてから赴任する必要があります。主治医に依頼し、英文で書かれた紹介状または経過記録を携帯して下さい。常用薬やアレルギーについても、その薬の一般名を記載してもらい、当地で医療機関を受診する際に医師に提出するようにして下さい。問題のなかった人も、長期滞在者は、必ず年1回、本邦で定期健康診断を受けてください。なお、旅行者であっても、検診結果を持参すると、いざというときに大変参考になります。
 
  • 必要な薬剤などの持参について
モンゴルで、入手できる薬は非常に限られ、また常に不足しています。薬剤アレルギーのある人は、使い慣れている薬を持参して下さい。常用薬があれば、必ず十分な量を持参し、足りなくなったときに送付してもらえるように頼んでおくことも重要です。痛み止め、かぜ薬、抗生剤、整腸剤、下痢止め、各種軟膏、目薬ももってこられることを勧めます。地方への車での旅行は、悪路で揺れが激しいため、車酔いをする人が多いです。自信のない方は、酔い止めを。
 
  • 海外旅行傷害保険
緊急移送を含む旅行傷害保険に必ず加入しておいてください。病気や事故に罹った時の治療費の補償をしてもらえます。また、基本的には、モンゴルでの重症対応はほぼ不可能と考えてよく、手術や高度な検査等が必要になると全例国外への緊急移送が必要になります。実際に日本までの移送費が1500万円以上かかったケースがあります。緊急移送を含む保険に加入していなければ、自費により負担をするか、移送をあきらめるか、しなければなりません。また、既に加入されている方であっても、保険限度額と対象期間をよく確認して下さい (クレジット・カード付帯の保険等では、旅行後3ヶ月以内と期間が限定されていることがあります)。
 
  • その他、持参するとよいもの
以下のものは、モンゴルでも、徐々に手に入るようになっているものもありますが、種類は少なく、供給も不安定です。日本から持参されるのが無難でしょう。 殺虫剤(夏期は蝿が多い)、虫よけスプレー(郊外)、ゴキブリも多いので、駆除剤も有用です。帽子、日焼け止め、サングラス(夏は日射しが強い)。ボディーローションやハンドクリーム(冬期の乾燥対策)。使い捨てカイロ。
 

世界の医療事情(外務省リンク)


(在モンゴル日本国大使館医務官)

参考文献
CDC Health Information for International Travel 1999-2000
日本医事新報 No4027 4030 4034 (2001)
WHO INTERNATIONAL TRAVEL AND HEALTH (2000)
厚生労働省 国立感染症研究所