平成29年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「ウランバートル市スフバートル区ウルグー産院改修計画」署名式

平成29年8月17日
8月11日,高岡大使はウランバートル市ウルグー産院を訪れ、D.ナランツァツラルト臨時代理院長との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力(※1)により実施される,次の贈与契約(G/C)に署名しました。
 
案件名:「ウランバートル市スフバートル区ウルグー産院改修計画」
供与限度額:58,154米ドル
被供与団体:ウルグー産院
 
高岡大使は署名式において,「本日は、『医療従事者の日』という大変良き日に草の根無償『ウランバートル市スフバートル区ウルグー産院改修計画』の署名式を行うことができ、大変嬉しく思います。『子どもは国の宝』であり、家族の幸せに直結する医療分野において、日本が協力できることを誇りに感じます。このような協力を通じ、我々の友好国であるモンゴルの医療水準がさらに高まり、モンゴル国民の幸せな生活を実現できることを祈念しております」と挨拶しました。
 
また,D.ナランツァツラルト臨時代理院長は,「ウルグー産院は、モンゴルにおいて初の産婦人科病院として設立され、まもなく90周年を迎えます。このたび、日本国政府が行っている草の根無償プロジェクトにより、『ウルグー産院改修計画』が実施されることに大変喜びを感じており、感謝申し上げます」と挨拶されました。
 
日本政府は,今後も「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を最大限に活用し,モンゴルの地域社会が直面する教育・社会分野の諸問題の解決に協力するとともに同国の発展に貢献したいと考えています。
 
(※1)「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は,日本政府が1990年に導入した制度で,開発途上国の地方公共団体,教育・医療機関等が実施し,草の根レベルに直接裨益するプロジェクトに対し,日本国の在外公館が中心となって資金協力を実施する制度です。

 

高岡大使とD.ナランツァツラルト臨時代理院長との間で贈与契約(G/C)に署名


D.ナランツァツラルト臨時代理院長ほかウルグー産院関係者との記念撮影


国内最大級の産婦人科病院を改修する事業であるため、
署名式を取材した多くの報道関係者によるインタビュー