消防車修理部品の引き渡し式(消防機材及び維持修繕作業施設改善計画フォローアップ協力)

平成29年12月14日
 12月13日、ウランバートル市内の第10消防署にて、バドラル国家非常事態管理庁(NEMA)長官、菊池臨時代理大使、佐藤JICAモンゴル事務所長ほか関係者の出席のもと、「消防機材及び維持修繕作業施設改善計画フォローアップ協力」で調達された消防車修理部品の引き渡し式が行われました。
 モンゴル国政府を代表して挨拶したバドラルNEMA長官からは、これまでの消防分野に対する日本国民からの多くの協力に対して、感謝の言葉が述べられました。
 当館から出席した菊池臨時代理大使からは、「本日、引き渡しを行う機材はモンゴル国政府が財政難に直面し、NEMAの自助努力に限界のある中、消防車の修理に不可欠な部品を支援するものです。今回の支援によって、これまでに日本政国府から供与された消防車が適切に修理され、引き続きウランバートル市民の安全と生命および財産を守る消火活動に大きく貢献することを切に祈っています」と挨拶しました。
 


日本国政府から供与された消防車の前で挨拶する菊池臨時代理大使


日本国政府から供与された消防車の前で、部品の引き渡しを行う関係者


丁寧にメンテナンスされ使用されている「はしご車」

 
     【消防分野に対する日本国政府による主な協力実績】
  1. 消防機材及び維持修繕作業施設改善計画(無償)(2001年度)/7.39億円

           ● 17台(はしご車、照明源車、化学消防車各1台を含む)、消防車の簡易整備工場、救援用機材等の支援等

  2. ウランバートル市消火技術及び消防機材改善計画(無償)(2011年度)/8.4億円
    ● 22台の調達及び水槽付き消防車及びはしご車の運用技術にかかる技術支援等