スフバータル県における草の根・人間の安全保障無償資金協力

令和7年1月15日
1 イデルバト県知事及び井川原大使の署名の様子
2 記念撮影
 1月14日、大使公邸において、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「スフバータル県総合病院改修計画」の贈与契約に、井川原大使とイデルバト・スフバータル県知事が署名しました。署名式にはJ.バトソーリ都市計画・建設・住宅整備大臣が立ち会われました。
 
 井川原大使は、スフバータル県で実施される今回の計画は、同県総合病院の屋根及び電気系統の改修を行うことで、同院で働く医療従事者がより快適な環境で医療サービスの提供に専念し、県民が衛生的で安全な環境の下で医療サービスを受けることが可能になることを願っていると述べました。
 
 イデルバト知事は、「当県において教育をはじめ保健医療及び社会保障分野に対してもご支援を頂いている日本政府と日本国民のみなさんに、県民を代表して感謝を申し上げる。」と述べました。
 
 本案件は、スフバータル県総合病院の改修を行うものです。同病院の屋根からの水漏れ及び老朽化した電気系統の故障による停電は不衛生な医療環境や一時的に運営不可能な状況をもたらしています。改修工事を行うことにより、上記の状況が改善されるとともに、同院で働く医療従事者がより快適な環境で医療サービスの提供に専念し、県民が衛生的で安全な環境の下で医療サービスを受けることが可能になると期待されます。
 
 日本政府は、1990年以降35年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきています。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの610件目にあたり、スフバータル県においては15件目となります。また、今回承認された本案件の供与限度は233,748米ドルです。
3 集合写真