モンゴル国内における腺ペスト疑いの発生について

令和5年6月29日
 6月28日付、UBポスト紙は、モンゴル西部のゴビ・アルタイ県のブガット村にて、腺ペスト(bubonic plague)疑いの患者が発生し、6月27日午前2時からゴビ・アルタイ県中心部からの全ての移動は6日間制限され、6月27日午前1時からブガット村では出入りの交通が6日間完全に制限されたと報じています。ゴビ・アルタイ県は過去にも腺ペストが発生したことのある流行地域です。なお、現在、タルバガン(マーモット)の狩猟・輸送は禁止されており、1~5年の懲役が科せられますのでご注意ください。
 モンゴル(特に西部地域)は、ペスト感染が発生する地域として知られています。感染発生地域では、以下を徹底してください。
1 衛生管理を徹底する。
2 病気のまたは死んだ動物には近づかない。
3 齧歯類の肉は摂取しない。
4 齧歯類の巣や巣穴は避ける。
5 ノミに刺されないような対策を講じる。屋外にいる時は、長袖、長ズボン、ソックスなどを着用し、できるだけ身体を覆うようにしてください。
6 虫除け剤を使用してください。
【参考】
・国立感染症研究所感染症情報センター:「ペストとは」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/kansennohanashi/514-plague.html
【問い合わせ窓口】
在モンゴル日本大使館 医務班
EMBASSY OF JAPAN IN MONGOLIA
C.P.O. Box 1011
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電話: (976)11-320777 開館時間:9:00-13:00, 14:00-17:45
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