モンゴル・メディア向けODAプレスツアーの実施 (国立がんセンター,バヤンズルフ区129番幼稚園)

令和元年10月22日
 10月1日,在モンゴル日本国大使館は当国メディア向けODAプレスツアーを実施し,新聞・通信・TV全8社12名が参加しました。同ツアーでは,草の根・人間の安全保障無償資金協力で改修を実施したモンゴル国立がんセンター及びウランバートル市バヤンズルフ区129番幼稚園を訪れ,日本政府が実施した支援の成果を取材しました。
 
  モンゴル国立がんセンターは,モンゴル国唯一のがん治療を実施している医療機関ですが,建屋の老朽化が進んでおり,雨漏りにより医療機器が使用できなくなる等の被害が生じていたことから,2018年に草の根・人間の安全保障無償資金協力により屋根の改修を実施しました。

 また,ウランバートル市バヤンズルフ区129番幼稚園は今年で30年を迎える伝統のある幼稚園ですが,建屋及び配管の老朽化が進み,利用できないトイレや洗面台も多く,また厳冬期にはすきま風がひどく,園児が快適に過ごすことが出来ない環境であったことから,2018年に同無償資金協力により保育室,トイレ及び配管の改修を実施しました。この改修を実施した際,幼稚園職員と父母も協力をして,モデルケースとなるような非常に良い取組となりました。
 
 草の根・人間の安全保障無償資金協力では,1990年から2018年までで542件の事業を実施してきました。これらのモンゴルの全てのアイマグ(県)に及び数多くの事業により,医療体制や教育環境の向上に貢献してきています。
 
 同ツアーを実施した後には,上記2施設に係る我が国開発協力の取組が複数に渡ってTVニュース番組で取り上げられた他,新聞やインターネットでも広く報道されました。
 
Монголд “Өвсний үндэс ”хөтөлбөрөөр 400 гаруй төсөл хэрэгжжээ( 【草の根人間の安全保障無償資金協力事業はモンゴルで400件のプロジェクトを実施】2019年10月2日Undesnii shuudan紙に掲載)
 
САЙН ЖИШЭЭ: Байгуулагдаад 30 жил болж буй 129 дүгээр цэцэрлэг баталгаатай дэд бүтэцтэй болжээ (邦訳:【設立30周年を迎えている第129番幼稚園のインフラ整備が完全に実施された】2019年10月1日ikon.mn通信社のウェブに掲載)
 

モンゴル国立がんセンター
  
がんセンター外観
 
    案件概要説明を受けるプレス
 
 
病院関係者へのインタビュー1
 
  病院関係者へのインタビュー2
 
改修された屋根
 


ウランバートル市バヤンズルフ区129番幼稚園
 
幼稚園正門
 
  園長による概要説明
 
 
改修に関わった父母代表へのインタビュー
 
  園長へのインタビュー
 
 
園児へのインタビュー   改修された洗面台