モンゴルメディア向けODAプレスツアー(工学系高等教育支援事業)の実施

令和元年12月20日
a 日本人講師による授業の様子
a 取材をうける日本人講師
 11月29日,在モンゴル日本国大使館は当国メディア向けODAプレスツアーを実施し,新聞・通信6社9名が参加しました。同ツアーでは,モンゴル科学技術大学を訪問し,(1)高専留学プログラムの日本人講師による授業の様子,(2)高専留学プログラムの留学生の研究内容,(3)同研究で使用している円借款で購入した機器等を視察し,日本政府が実施している支援の成果と進捗を取材しました。
 
 工学系高等教育支援事業は日本政府が2016年から有償資金協力により実施している事業です。事業開始からこれまでに550人以上が本事業により日本に留学し,そのうち約25名が既に高度な工学分野の専門知識を身につけてモンゴルに戻ってきています。また,本事業では,モンゴル国立大学やモンゴル科学技術大学と日本の大学との共同研究も実施されており,研究室の新設,研究用機器の供与を行うことにより,日本とモンゴルの大学間の協力関係が促進され,モンゴルのこの2大学の研究の質の向上や教育能力の強化に貢献します。この結果,モンゴル政府の政策の1つである産業多角化が促進され,ひいてはモンゴル国民の所得向上,失業率の改善にも寄与することになります。
 
 同ツアーを実施した当日の夜から,その模様がインターネットで報道されたのをはじめ,新聞・インターネットで広く報道されました。
 
Японд суралцсан багш нар судалгааны ажлаа танилцуулав
( 【日本で留学した教員,研究者が研究の紹介】2019年12月2日Zuunii medee紙に掲載)
 
1000 инженер бэлтгэх зорилт тавьсан “Инженер,технологийн дээд боловсрол”төсөлтэй танилцсан нь
(邦訳:【1000人のエンジニアを育成することを目標とした「工学系高等教育支援事業」の紹介】2019年11月29日IKON通信社のウェブに掲載)

工学系高等教育支援事業の実施状況
a 共同研究の発表の様子
a 取材をうけるナムスレイPIU長
a 帰国留学生による研究内容説明
a 本事業で導入された研究機材