モンゴル国立がんセンターでの草の根・人間の安全保障無償資金協力

平成31年4月17日
a 署名式
a サランゲレル大臣(写真左)とチンブレン院長
    3月11日、モンゴル国立がんセンター屋根改修計画の贈与契約のための署名が、サランゲレル保健大臣の立ち会いの下,高岡大使とチンブレン・同センター長との間で行われました。
    モンゴル国立ガンセンターは1961年に設立され、モンゴル全土を対象に第3次医療サービスを提供し、年間の来院患者数は約10万人、入院患者数も年間1.1万人にも達する由緒と権威を兼ね備えた医療施設です。しかし、モンゴルのガン治療の中心にある同施設は長年の使用により、平屋根の老朽化が進み、数時間の雨でも雨漏りが発生するようになり、機材への影響や治療活動の障害となることが懸念されていました。
    昨年夏の西日本豪雨に際し,モンゴルの多くの方々からお見舞と支援の申し出があった同じ時期,この病院が降雨のために浸水被害を受けていたことが判明したことを受けて,日本大使館として支援の申し出を行った経緯があります。この草の根協力によって屋根の補修を十分に行えない部分については,サランゲレル大臣の判断によりモンゴル政府からの財源により対応することになりました。
a 記念撮影
a 屋根の外観
a 雨漏りによる現状