フブスグル県ムルン郡における草の根・人間の安全保障無償資金協力

令和7年2月13日
1 タイワンバヤル・ムルン郡長及び井川原大使の署名の様子
2 リサイクルの現状視察の様子
 2月12日、フブスグル県ムルン郡役場において、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「フブスグル県ムルン郡リサイクルセンター建設計画」の贈与契約に、井川原大使とKh.タイワンバヤル・ムルン郡長が署名しました。署名式にはⅮ.プレブドルジ・フブスグル県議会議長が立ち会われました。
 
 井川原大使は、今回の計画でリサイクルセンター建屋が建設されることにより、資源ごみの再生率が向上されるとともに、同郡住民の生活環境が改善されることを切に願う旨述べました。
 
 タイワンバヤル・ムルン郡長は、本計画を支援する日本政府に対し感謝を述べるとともに、リサイクルセンター建屋が整備されることによって最終処分場に運ばれ処理されるごみの量が30%~40%削減されるであろう旨述べました。
 
 本案件は、フブスグル県ムルン郡においてリサイクルセンターの建屋を建設するものです。同郡では、人口増加、観光業の復興や経済活動の活性化により急増している廃棄物の処理が喫緊の課題となっています。今回の案件を実施することで、廃棄物中の資源ごみの再生率を向上させ、住民の健康や環境への悪影響を軽減し、生活環境の改善を目指します。
 
 日本政府は、1990年以降35年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきております。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの611件目、フブスグル県では31件目のプロジェクトです。また、今回承認された本案件の供与限度額は103,632米ドルです。
3 集合写真