ウランバートル市ナライハ区における草の根・人間の安全保障無償資金協力

令和6年10月9日
1 贈与契約に署名をしたアンフバヤル・ナライハ区長と井川原大使
2 記念撮影
 10月8日、ナライハ区庁舎において、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「ウランバートル市ナライハ区第140番幼稚園増築計画」の贈与契約に、井川原大使とアンフバヤル・ナライハ区長が署名しました。署名式にはサンダグオチル国家大会議議員が立ち会われました。
 井川原大使は、ナライハ区で実施される今回の計画は、同区第140番幼稚園において園舎の増築が行われるもので、同園の過密状況が緩和されるとともに、園児と教職員が安全かつ衛生的な環境で学習、教育活動をできるようになることを願っていると述べました。
 アンフバヤル区長は、「ウランバートル市ナライハ区において教育をはじめ医療及び社会保障分野に対してもご支援を頂いている日本政府と日本国民のみなさんに、区民を代表して感謝を申し上げる。」と述べました。
 
 本案件は、ウランバートル市ナライハ区第140番幼稚園において園舎の増築を行うものです。同園は、過密状況が深刻な課題となっており、教室不足で一時的に利用されているゲル棟が、衛生面および安全性において十分な基準を満たしていません。園舎の増築を行うことにより、過密状況が緩和されるとともに、園児173人及び教職員25人が安全で衛生的な環境の下で学習・教育活動を行うことが可能になると期待されます。
 日本政府は、1990年以降34年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきています。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの606件目にあたり、ナライハ区においては7件目となります。また、今回承認された本案件の供与限度は122,165米ドルです。
3 ウランバートル市ナライハ区第140番幼稚園を視察