ゴビスンベル県における草の根・人間の安全保障無償資金協力

令和7年2月20日
1 バトエルデネ県知事及び井川原大使の署名の様子
2 記念撮影
   2月20日、大使公邸において、令和6年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「ゴビスンベル県シベーゴビ郡水供給改善計画」の贈与契約に、井川原大使とT.バトエルデネ・ゴビスンベル県知事が署名しました。署名式にはB.デルゲルサイハン道路・運輸大臣が立ち会われました。
   井川原大使は、給水水源は地下水のみに頼っているゴビ地域での水の重要性に言及しつつ、今回の計画を実施することで、同郡の安定した水供給能力の向上が可能になることを願っていると述べました。
   バトエルデネ知事は、当県において教育をはじめ保健医療、社会保障、水供給分野に対してもご支援を頂いている日本政府と日本国民のみなさんに、県民を代表して感謝する旨述べました。
   本案件は、ゴビスンベル県シベーゴビ郡の水供給を改善するものです。同郡の飲料水及び生活用水を供給するイルチレグシベー水道局(地方公社)の既存の給水施設では必要な水量を供給できず、断水が発生する等の住民の日常生活に支障をきたしています。地下貯水槽の増設及び給水ポンプ用施設の改修等を行うことにより、上記の状況が改善されるとともに、同郡住民に対する十分な量の飲料水及び生活用水の確保を図り、もって同郡の安定した水供給能力の向上が可能になると期待されます。
 
   日本政府は、1990年以降35年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきています。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの612件目にあたり、ゴビスンベル県においては11件目となります。また、今回承認された本案件の供与限度は214,456米ドルです。
3 集合写真