オブス県における草の根・人間の安全保障無償資金協力

令和7年9月22日
1 バトジャルガル知事及び井川原大使の署名の様子
2 記念撮影
 9月19日、オブス県庁舎において、令和7年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「オブス県ツァガーンハイルハン郡小中学校寄宿舎及び調理棟改修計画」の贈与契約に、井川原大使とバトジャルガル・オブス県知事が署名しました。
 
 井川原大使は、オブス県の繁栄を担う遊牧民の子どもたちが、親元を離れて学校教育を受けるために生活している寄宿舎では居室が不足していること、また調理棟の運営再開には大規模な改修が必要であることに触れ、今回の計画が、同校の児童・生徒の生活環境および学習環境の向上に寄与することを期待している旨述べました。
 
 バトジャルガル県知事は「ツァガーンハイルハン郡の子どもたちにとって、快適な学習環境が整備されることに、郡民と同学校教職員等を代表して感謝申し上げる」旨述べました。
 
 本案件は、オブス県ツァガーンハイルハン郡小中学校の旧調理棟を大規模改修し、寄宿舎にあった調理室及び食堂を居室として改修するものです。これにより寄宿生の受入れ拡大を図るとともに、児童・生徒が、安全かつ衛生的な環境の下で寄宿生活及び教育活動を行うことができるようになることが期待されます。
 
 日本政府は、1990年以降35年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきています。今回のプロジェクトは草の根無償プロジェクトの618件目にあたり、オブス県においては30件目となります。また、今回承認された本案件の供与限度は124,432米ドルです。
3 集合写真