高原明夫教授によるモンゴル国立大学での講演

令和5年10月10日
1 挨拶する小林大使
2 JICAチェアに関するMOCに署名した田中JICAモンゴル事務所長とモンゴル国立大学バダルチ学長
 10月4日、モンゴル国立大学において、高原明生東京大学大学院法学政治学研究科教授による「東アジア・中国の政治・外交政策に係る動向」と題するJICAチェア特別講演が開催されました。
 小林大使から、「日本モンゴル両国が平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップの下で地域・世界の平和と繁栄に一層の協力を目指す中で、今回のように地域・国際社会についての見方を聴く機会は非常に有益である。」旨挨拶をしました。
 冒頭、田中JICAモンゴル事務所長及びバダルチ・モンゴル国立大学学長がJICAチェア(日本研究講座設立支援事業)に関するMOCに署名し、またJICAからモンゴル国立大学に経済関連図書が贈呈されました。JICAチェアプログラムはこの秋からモンゴル国立大学で単位認定講座(自由科目)となります。
 高原教授の講演には、満席となる約170名の学生等が参加しました。講演の後の質疑応答も活発になされ、高原教授は、国と国との関係では、時として一見矛盾する協力と競争を同時に行っていく必要があること、また世論・市民のレベルで対日感情をより良いものにするためには、旅行等を通じた直接の交流が効果的であること等に言及されました。
3 講演する高原教授