ADB(JFPRによる感染症等対策支援:モンゴルへの移動診療車の供与)

令和7年3月19日
1 供与された移動診療車
2 集合写真
 日本政府はアジア開発銀行(ADB)に設立している「豊かで強靭なアジア太平洋のための日本基金(JFPR)」により、モンゴルにおける感染症拡大に対する緊急対応の強化を支援しています(拠出額:5億円)。この支援の下、3月18日、保健省の主催により、移動診療車2台の供与式が国立第2病院で実施されました。移動診療車の供与は前回昨年度の4台に続く2回目となります。
 同供与式には井川原大使、ムンフサイハン保健大臣、Cowlin・ADBモンゴル事務所長等が出席しました。2台の移動診療車は保健省に引き渡され、その後各地で生活している遊牧民や遠隔地域の移住者等に対する医療活動を中心に活用される予定です。
 井川原大使は挨拶の中で、この支援により、モンゴル国民に対して質の高い医療サービスが提供され、包摂的な社会が実現されることを心から願っていると述べました。
 また、ムンフサイハン保健大臣は、「本日受け取った移動診療車はモンゴルの地方の遊牧民や郡民に対して診療・検診を行うことを目的とした有益な事業です。この機会を捉えて、日本国民の皆様及びADBの関係者の皆様に感謝申し上げます」と発言しました。
3 視察の様子