ヘンティ―県における草の根・人間の安全保障無償資金協力

令和5年7月20日
1 チョグソムジャブ知事及び小林大使の署名の様子
2 記念撮影
 7月20日、日本国大使公邸において、令和5年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「ヘンティー県バトシレート郡保健センター改修計画」の贈与契約に、小林大使とツェンドジャブ・チョグソムジャブ・ヘンティ―県知事が署名いたしました。
 ツェンドジャブ・チョグソムジャブ知事は、「ヘンティー県バトシレート郡保健センター改修計画」が実施されることを大変嬉しく思っています。本案件の実施に際し、我々もしっかりと管理・監督を行います」と述べました。
 本案件は、ヘンティー県バトシレート郡保健センターA病棟の全面改修を行うものです。同棟は頻繁な雨漏りにより、天井や内壁の塗装が剝落しています。雨樋が設置されていないため、外壁と窓枠の劣化が顕著になっています。下水道は経年劣化により、詰まるなどの問題が頻繁に生じています。暖房用ラジエーターの経年劣化は激しく、中央暖房システムからの温水圧に耐え切れず、各所で破裂している等の支障が生じています。その結果、年間の外来患者約1万人及び入院患者約400人の安全・衛生面で大きな問題が生じています。今回の改修によってこうした問題が解決され、安全で衛生的な環境の下で同センターの医療サービスを受けることができるようになると期待しています。
 日本政府は、1990年以降33年間にわたりモンゴル全国において草の根無償を実施してきております。今回のプロジェクトはモンゴルにおける草の根無償プロジェクトの595件目、ヘンティー県における21件目、バトシレート郡では初のプロジェクトです。また、今回承認された本案件の供与限度額は121,521米ドル(421,440,907トグログに相当)です。
3 集合写真
4 ミーティングの様子