小林大使からのご挨拶
令和3年2月24日
モンゴル国民の皆様
在留邦人の皆様
令和元年(2019年)5月1日にご即位されました徳仁天皇陛下は、この2月23日に61歳の御誕生日を迎えられました。皆様と共に天皇陛下の御誕生日をお祝いしたいと思います。例年、在モンゴル日本国大使館は、多くの方にお集まりいただき、この佳き日を祝賀するレセプションを開催しております。しかしながら、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が続く中で、残念ながら祝賀レセプションの開催は能わないというのが当地の現状です。
既に1年以上に及ぶ新型コロナウイルスとの闘いの中で、世界中の多くの方が感染され、犠牲になられ、また、政治、経済、社会等の面で生じている困難に苦しい思いをされています。この間、モンゴル政府は、水際対策を含む厳格なCOVID-19対応によって、昨年11月まで市中感染をゼロに封じ込め、市中感染発生後も拡散を最小限に食い止めています。この闘いの最前線でより大きなリスクと対峙しながら尽力されている関係者の方々に敬意と謝意を表明いたします。これらの方々の献身的な貢献と我々一人ひとりの感染予防努力によって、新型コロナウイルスとの闘いに一日も早く勝利できるよう祈念いたしております。
2020年は、日本モンゴル関係を発展させるための活動も、中止・延期となるものが相当数に上りました。しかし、両国間の往来が容易でない中、2020年10月に実現した茂木外務大臣のモンゴル訪問は、両国関係の発展にとって大変意義深いものでした。更に、茂木外務大臣のモンゴル訪問の際に両国外相間で合意されたCOVID-19緊急支援円借款等、モンゴルのCOVID-19への取り組みを日本が支援することによって、両国間の絆が一層強固になったと確信しております。
天皇陛下の御誕生日の翌日2月24日は日本モンゴル外交関係樹立49周年記念日です。いよいよ明年の50周年に向けてカウント・ダウンが始まります。現在の両国関係は、外交関係を樹立する以前から日本モンゴル双方の官民様々な関係者が行ってきた努力が結実したものです。こうした両国関係の歴史に思いを馳せつつ、両国関係を支えている皆様と共に、次の50年を担う新たな世代の参加も得て、この節目の年を盛大に祝福することを願って止みません。そのための準備を意欲的に進めて行きますので、皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願いいたします。
COVID-19との闘いに大きな勝利を収めるためには、感染予防・対策を実施すると同時に、政治、経済、社会等の面での困難を、我々のこれまでの経験を活かし、創意工夫し、出来る限り克服していくことが必要と確信しています。そのために、戦略的パートナーである日本モンゴル両国が協力し合えることは少なくないと思います。
最後に、新しい年(辛丑年)が、皆様にとりまして、そして日本モンゴル関係にとりまして、一層実り多い年となりますよう祈念いたします。
在留邦人の皆様
令和元年(2019年)5月1日にご即位されました徳仁天皇陛下は、この2月23日に61歳の御誕生日を迎えられました。皆様と共に天皇陛下の御誕生日をお祝いしたいと思います。例年、在モンゴル日本国大使館は、多くの方にお集まりいただき、この佳き日を祝賀するレセプションを開催しております。しかしながら、今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行が続く中で、残念ながら祝賀レセプションの開催は能わないというのが当地の現状です。
既に1年以上に及ぶ新型コロナウイルスとの闘いの中で、世界中の多くの方が感染され、犠牲になられ、また、政治、経済、社会等の面で生じている困難に苦しい思いをされています。この間、モンゴル政府は、水際対策を含む厳格なCOVID-19対応によって、昨年11月まで市中感染をゼロに封じ込め、市中感染発生後も拡散を最小限に食い止めています。この闘いの最前線でより大きなリスクと対峙しながら尽力されている関係者の方々に敬意と謝意を表明いたします。これらの方々の献身的な貢献と我々一人ひとりの感染予防努力によって、新型コロナウイルスとの闘いに一日も早く勝利できるよう祈念いたしております。
2020年は、日本モンゴル関係を発展させるための活動も、中止・延期となるものが相当数に上りました。しかし、両国間の往来が容易でない中、2020年10月に実現した茂木外務大臣のモンゴル訪問は、両国関係の発展にとって大変意義深いものでした。更に、茂木外務大臣のモンゴル訪問の際に両国外相間で合意されたCOVID-19緊急支援円借款等、モンゴルのCOVID-19への取り組みを日本が支援することによって、両国間の絆が一層強固になったと確信しております。
天皇陛下の御誕生日の翌日2月24日は日本モンゴル外交関係樹立49周年記念日です。いよいよ明年の50周年に向けてカウント・ダウンが始まります。現在の両国関係は、外交関係を樹立する以前から日本モンゴル双方の官民様々な関係者が行ってきた努力が結実したものです。こうした両国関係の歴史に思いを馳せつつ、両国関係を支えている皆様と共に、次の50年を担う新たな世代の参加も得て、この節目の年を盛大に祝福することを願って止みません。そのための準備を意欲的に進めて行きますので、皆様のご支援・ご協力を何卒宜しくお願いいたします。
COVID-19との闘いに大きな勝利を収めるためには、感染予防・対策を実施すると同時に、政治、経済、社会等の面での困難を、我々のこれまでの経験を活かし、創意工夫し、出来る限り克服していくことが必要と確信しています。そのために、戦略的パートナーである日本モンゴル両国が協力し合えることは少なくないと思います。
最後に、新しい年(辛丑年)が、皆様にとりまして、そして日本モンゴル関係にとりまして、一層実り多い年となりますよう祈念いたします。
モンゴル国駐箚特命全権大使
小林 弘之
小林 弘之