井川原大使の成層圏気球の飛行実験視察
令和6年3月25日
3月22日、ウランバートル・ナショナルパーク内でInternational Space Balloon Summit 2024の一環として、Mongolian Aerospace Research and Science Association(モンゴル航空宇宙研究科学協会。MARSA)が主催した成層圏気球の放球実験が行われ、井川原大使、アマルサイハン副首相及びオチラル・デジタル開発通信大臣が立ち会いました。
偏西風に乗って飛行する成層圏気球の実験には、東西に長いモンゴルの国土が適しており、次のような利点があるそうです。
(1)気球に観測機器を搭載することで、高高度からの調査が可能となる。
(2)ロケットに比べて打ち上げコストが安く、環境に優しい。
(3)インフラ整備が不十分な地域では、通信機器を搭載することで、独立した通信インフラを構築することができる。
(4)気球に特殊なセンサーを取り付けることで、様々な場所や高度の大気汚染指数と汚染物質の量を測定し、大気の質を実際に評価できる。
(5)宇宙観光への利用も研究されています。
また、成層圏の環境とモンゴルのゴビ砂漠の環境を利用することで、火星に近い環境下で、火星の表面飛行や空気力学実験の費用対効果の高い現実的なシミュレーションを行うこともできるそうです。
この実験には、デジタル開発通信省、千葉工業大学、モンゴル科学技術高専、モンゴル高専が共催し、日本から和歌山大学、香川高専、九州大学からも研究者や学生の皆さんが参加しました。
打上げ実験の様子は当館Facebookに動画を掲載しています。
偏西風に乗って飛行する成層圏気球の実験には、東西に長いモンゴルの国土が適しており、次のような利点があるそうです。
(1)気球に観測機器を搭載することで、高高度からの調査が可能となる。
(2)ロケットに比べて打ち上げコストが安く、環境に優しい。
(3)インフラ整備が不十分な地域では、通信機器を搭載することで、独立した通信インフラを構築することができる。
(4)気球に特殊なセンサーを取り付けることで、様々な場所や高度の大気汚染指数と汚染物質の量を測定し、大気の質を実際に評価できる。
(5)宇宙観光への利用も研究されています。
また、成層圏の環境とモンゴルのゴビ砂漠の環境を利用することで、火星に近い環境下で、火星の表面飛行や空気力学実験の費用対効果の高い現実的なシミュレーションを行うこともできるそうです。
この実験には、デジタル開発通信省、千葉工業大学、モンゴル科学技術高専、モンゴル高専が共催し、日本から和歌山大学、香川高専、九州大学からも研究者や学生の皆さんが参加しました。
打上げ実験の様子は当館Facebookに動画を掲載しています。