草の根・人間の安全保障無償資金協力による 「ウランバートル市バガノール区第142番幼稚園改修計画」引渡式及びバガノール炭鉱視察

令和4年10月5日
1 挨拶するTs.サンダグオチル国家大会議議員
2 挨拶する小林大使
  10月2日、バガノール区において、令和3年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ウランバートル市バガノール区第142番幼稚園改修計画」の引渡式が小林大使、Ts.サンダグオチル国家大会議議員、T.オトゴンボルド・バガノール区議会議長、S.ダワースレン・バガノール区長らの出席の下行われました。
 
  今回の支援によって、バガノール区第142番幼稚園の内・外装の改修、木製の扉及び窓の交換、並びに電気系統の改修が行われ、園児及び教職員の安全かつ衛生的な教育環境が確保されます。Ts.サンダグオチル国家大会議議員は、これまで部分的な改修に留まり一度も大改修を行えない状況にあったが、今回日本国民及び日本政府から頂いた支援で子供たちに適切な教育環境を整備することができたことに区民を代表してまた個人としても深く感謝致しますと述べました。
 
  本案件の供与限度額合計は148,043米ドル、モンゴル通貨で約421,850,000トグログに相当します。
 
  日本政府は、1990年以降32年間にわたり、モンゴル全21県及びウランバートル市において計582件、総額43,931,784米ドルの草の根無償プロジェクトを実施してきています。
3 年長クラス視察の様子
4 集合写真
5 集合写真
6 バガノール炭鉱内博物館を視察する小林大使
  同日、小林大使はバガノール炭鉱を視察しました。同社は1978年に設立され、年間生産量は400万トンと、モンゴル国発電燃料の60%を供給しています。同炭鉱開発にあたり我が国は1996年及び1997年にプロジェクト借款を実施しています。また、2020年には日本の国際協力銀行(JBIC)からの融資を受けて、鉱山機器13台が整備され、生産能力が向上しました。
7 我が国の円借款によって整備された 石炭ハンドリングプラント
8 トゥブシンジャルガル社長から石炭採掘場にて説明を受ける小林大使