アルハンガイ県に対する草の根・人間の安全保障無償資金協力

　3月13日、大使公邸において、Yo.バータルビレグ国家大会議議員の立ち合いの下、令和4年度草の根・人間の安全保障無償資金協力案件「アルハンガイ県ジャルガラント郡小中高等学校改修計画」の贈与契約に、小林大使とB.ツェレンナドミド・アルハンガイ県知事が署名しました。
 
　B.ツェレンナドミド知事は「アルハンガイ県の設立100周年に向けた取り組みの始まりとなる、ジャルガラント郡小中高等学校の校舎及び体育館の改修にご支援下さった日本の政府及び国民の皆さまに、県民を代表して、また私からも心より感謝申し上げます」と述べました。
 
　本案件は、アルハンガイ県ジャルガラント郡小中高等学校B棟と体育館の全面改修を行うものです。2000年竣工のB棟と体育館は経年劣化による雨漏りが発生し、老朽化した暖房配管は暖房効率が悪く、窓枠から寒気が流入し室温が低下しています。これに加え、体育館は窓ガラスのひび割れや電気系統の故障等の危険性から、行政監査局の指導によって2021年に使用を停止するなど、生徒の安全・衛生面で問題が生じています。改修後は同校の生徒が常に安全かつ衛生的な環境で学習することができるようになることが期待されます。
 
　日本政府は、これまでモンゴル全国において草の根無償を、1990年以降33年間にわたり実施してきています。今回のプロジェクトはモンゴルにおける草の根無償プロジェクトの592件目、アルハンガイ県における21件目にあたります。また、今回承認された本案件の供与限度額は223,672米ドル（758,052,001トグログに相当）です。