ADB(JFPRによるゲル地区に対する支援:公共輸送改善):引渡式

令和6年5月9日
1 挨拶する菊間次席
2 建設されたバスターミナル(前景、待合せスペース)
 日本政府はアジア開発銀行(ADB)に設立している「豊かで強靭なアジア太平洋のための日本基金(JFPR)(注)」により、モンゴルにおける「ゲル地区の公共輸送サービスの改善」プロジェクトを支援しています(拠出額:2百万ドル)。この支援の下、5月8日、ADBは本プロジェクトで建設されたバスターミナルの引渡式を開催し、菊間次席が出席しました。
 本プロジェクトでは、主に(1)ウランバートル市・チンゲルテイ区のゲル地区における公共輸送へのアクセス環境の改善、(2)歩行者及び住民の安全に係る施設・設備等の建設・啓蒙活動の促進及び(3)コミュニティ主導の行動パターンの変革促進が実施されました。
菊間次席は挨拶の中で、「モンゴル国が目指す「強靱な経済」の実現に向けて、ゲル地区の住民を含むすべての国民が社会経済活動へ参加していくことが重要である。」と述べました。

(注)JFPR(旧ADB貧困削減日本基金)は、アジア太平洋地域における貧困削減や社会開発の活動を支援するため日本政府によりADBに設立されたものであり、これまでに同地域の520を超える事業に対し10億ドル以上の資金が提供されてきました。モンゴルにおいて、これまでADB加盟国最大の75事業(1.2億ドル)が実施され、同国の経済成長や貧困削減などに役立てられてきました。
3 建設されたバスターミナル(前景、待合せスペース)
4 インタビューを受ける菊間次席
5 集合写真(最前列中央に菊間次席、右隣1人目:Rebecca ADB輸送スペシャリスト、2人目:Edward ADB上級エコノミスト)