大使からのご挨拶

令和6年1月1日
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皆さん、新年あけましておめでとうございます。
 
  昨年12月2日に駐モンゴル日本国特命全権大使としてウランバートルに着任しました井川原 賢(いがわはら まさる)です。同月12日にフレルスフ大統領への信任状奉呈を了し、当地での外交活動を正式に開始いたしました。
 
  私自身、これまで主に日中関係に携わってきましたが、長期かつ累次にわたり日モンゴル関係にも関わって参りました。1988年に北京からの出張としてモンゴルを初めて訪問、1991年には海部総理が我が国総理として初となるモンゴル訪問時にウランバートルでの受入準備に参加、その後もEPA事前協議や日系企業との炭鉱視察等々で来訪を重ね、また家族や友人達とプライベートで来訪し、大草原での満天の星や騎馬といった「定番コース」を堪能したこともございます。
 
 モンゴルの民主化以降、日本がその発展を一貫して支援し、民主主義、人権、法の支配といった共通の価値観を有する「第三の隣国」として、モンゴルとの間で揺るぎない信頼と友情を育んできたことも目の当たりしてきました。一昨年の外交関係樹立50周年にフレルスフ大統領が訪日された際、両国関係は「平和と繁栄のための特別な戦略的パートナーシップ」に格上げされ、次の高みに向け新たなスタートをきりました。今年はまた日モ文化交流取極め50周年という相互交流にとり一つの大きな節目を迎えます。現在の良好な両国関係は多くの先人や関係者の方々の弛まぬ努力の上に築かれていることを改めて認識し、友好交流の襷を次の世代にしっかりと引き継いでいくことを願っております。
 
 今朝早く、ウランバートル郊外に多くの邦人やモンゴルの方々と一緒に列車で移動し、真白き大雪原から茜空に上る神々しい初日の出を見ました。モンゴルの美しき大自然の息吹に魅せられながらも、今なお世界各地において、戦争、自然災害、暴力、事故、疫病等で苦しむ人々に想いを馳せ、一日でも早くその惨状が改善され尊い命が救われることを願わざるを得ませんでした。
 
 この一年が、皆様にとり健康で実り多きものになるよう、また、日本とモンゴルの関係が更に充実したものになるよう、そして世界各地での平和と安寧が確かなものになるよう、心から祈念致しております。大使館としましても、そのために引き続き尽力して参る所存ですので、一層のご支援とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 
   2024年 元旦
                   駐モンゴル特命全権大使  井川原 賢