令和6年度在外公館長表彰の授与(第2回)

令和6年9月18日
1 挨拶をする井川原大使
2 D.ドラムスレン・ウブルハンガイ県メルゲド学校日本語教師
 9月18日、日本大使公邸において、令和6年度(2024年度)在外公館長表彰式が行われました。本件表彰は、日本とモンゴルとの関係増進に寄与された個人及び団体を対象として行われるもので、今回は以下の3名が表彰されました。
 表彰式では、受賞者の家族や関係者が列席する中、井川原大使から、それぞれのこれまでの功績を称えつつ表彰状を授与しました。
 
●    ウブルハンガイ県メルゲド学校日本語教師 D.ドラムスレン
  ドラムスレン先生は、27年間ウブルハンガイ県メルゲド学校で日本語教師を務めてきました。愛と熱意を持って日本語を教え続け、多くの優秀な生徒を輩出しています。また時代に適した新しい教育方法を日々研究し、地方における日本語教育者のモデルとして若い教師達へのアドバイザーとしても活躍しています。
 
● ノゴーンノール公園抑留者記念資料館「さくら」館長 S.ウルジートグトフ
  ウルジートグトフさんは、2013年にウランバートル市チンゲルテイ区に地域の子どもたちが安心して遊べる公園を整備しました。また、その地が、第二次世界大戦後、日本人抑留者がウランバートルの都市建設のために石を切り出す強制労働に従事していた場所であることを知り、地道に歴史的な資料を集め、2022年に記念資料館を設立しました。日本人、モンゴル人のみならず、世界中の人が、戦争の歴史を知り、世界の平和を祈る場所として資料館を訪れています。
 
● 漫画家 N.エルデネバヤル
  エルデネバヤルさんは、2015年、遊牧民の文化・風俗を描いたオリジナル漫画作品『ボンバルダイ』で、日本の外務省主催の国際漫画賞・最優秀賞を受賞しました。モンゴルにおけるアニメ、漫画、キャラクターデザインの第一人者として知られています。近年はモンゴルアニメーション協会を設立し、若手漫画家、アニメーターの育成にも携わっています。日本文化に造詣が深く、日本の文化をモンゴルに紹介し、モンゴルの文化を日本に紹介する文化使節としても活躍しています。
3 S.ウルジ―トグトフ・ノゴーンノール公園抑留者記念資料館「さくら」館長
4 N.エルデネバヤル漫画家
5 受賞者と井川原大使夫妻
6 集合写真