モンゴルに対する無償資金協力「人材育成奨学計画」の署名式

令和3年5月31日
a 握手を交わす小林大使とジャブフラン大蔵大臣
a 署名する小林大使とジャブフラン大蔵大臣
    5月28日、モンゴル大蔵省において、小林弘之大使とジャブフラン大蔵大臣との間で、総額2億4,800万円を限度とする無償資金協力「人材育成奨学計画」に関する書簡の交換が行われました。
 
   モンゴルでは、産業構造の多角化等の開発課題を扱う政府機関・関係省庁のガバナンスの向上及び制度構築を担う良質な人材の育成が大きな課題となっています。我が国は、モンゴルの持続可能な経済成長を後押しする取組を行ってきており、今回の協力はその一環としてモンゴルの若手行政官等が日本の大学院において学位(修士・博士)を取得することを支援するものです。
 
   署名式の挨拶で小林大使は、日本の経験を学び、モンゴルの発展に活かしてやろうという気概のあるモンゴル人若手行政官を日本に送り出せるのを楽しみにしている旨述べました。ジャブフラン大蔵大臣は、「人材育成奨学計画」をはじめ、日本国及び日本国民による長年にわたるモンゴルに対する人材育成支援に謝意を述べました。
 
   今回の協力により、2022年度に最大16名のモンゴルの若手行政官等が我が国の大学院に留学します。この協力によって育成された人材が、将来モンゴルの各分野で同国の開発課題の解決に貢献することに加え、我が国とモンゴルの相互理解や友好関係の増進に寄与することが期待されます。
 
a 挨拶をするジャブフラン大蔵大臣
a 挨拶をする小林大使
a 挨拶をする田村JICA所長