平成28年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件 「ゴビスンベル県スンベル郡第5番学校寄宿舎改修計画」署名式

平成29年3月15日
 3月7日,高岡大使はゴビスンベル県庁を訪れ、G.バトソーリ県知事との間で草の根・人間の安全保障無償資金協力(※1)により実施される,次の贈与契約(G/C)に署名しました。
 
案件名:「ゴビスンベル県スンベル郡第5番学校寄宿舎改修計画」
供与限度額:75,635米ドル
被供与団体:ゴビスンベル県
 
 高岡大使は署名式において,「本年は、日本・モンゴル外交関係樹立45年を迎えた非常に重要な年であり、今年初めての草の根無償の署名式をゴビスンベル県で行えたことを大変喜ばしく思います。教育は国の柱です。今回のプロジェクトは、生徒や教職員が安全で衛生的な環境のもと学問に励み、また生活を営むことが可能となる大変意義ある事業です」と挨拶しました。
 
 また,バトソーリ県知事は,「草の根無償による資金援助が実施されることについて感謝申し上げます。今回のプロジェクトは、ゴビスンベル県の社会発展にとって、とても大きな援助となります。コビスンベル県の代表として、日本国民の皆様に感謝申し上げます。」と挨拶されました。
 
 草の根・人間の安全保障無償資金協力による実施案件は,今年度に入って19件目となり,供与限度額の合計は,145万9,537米ドル,モンゴル通貨で29億2,525万6,746トグログとなりました。
 
 日本政府は,今後も「草の根・人間の安全保障無償資金協力」を最大限に活用し,モンゴルの地域社会が直面する教育・社会分野の諸問題の解決に協力するとともに同国の発展に貢献したいと考えています。
 
 (※1)「草の根・人間の安全保障無償資金協力」は,日本政府が1990年に導入した制度で,開発途上国の地方公共団体,教育・医療機関等が実施し,草の根レベルに直接裨益するプロジェクトに対し,日本国の在外公館が中心となって資金協力を実施する制度です。
 

署名式に参加した高岡大使とG.バトソーリ県知事ほか
ゴビスンベル県関係者の皆様と記念撮影


ボルジギン歌謡舞踊団による歓迎を受けました


H27年度草の根無償案件「ゴビスンベル県スンベル郡第1番学校改修計画」
で改修された校舎を視察
校長より説明を受ける、高岡大使(中央左)、県知事(中央右)及び県議会議長(右)



ゴビスンベル県民が信仰しているチョイル山を訪問
心温まる歓迎と交流の機会を頂き、ゴビスンベル県関係者の皆様に感謝申し上げます