年末年始及び春節期間中における動植物検疫の徹底について

令和6年12月11日
 年末年始及び旧正月の大型連休である春節を迎え、人や物の動きが一層活発になると予想されます。動物検疫所及び植物防疫所では、入国者に対する畜産物・植物の持込み禁止に関する広報、靴底消毒、携帯品及び国際郵便物の検査等を強化するとともに、各地でキャンペーン等の啓発活動を行っています。

 日本政府は、家畜の重大な病害虫であるミカンコバエ群種や火傷病等、家畜の重大な伝染病であるアフリカ豚熱(ASF)や口蹄疫等の侵入防止に取り組んでいます。
植物検疫では中国・韓国においてりんご・なしの火傷病の発生が拡大、動物検疫では、アジア諸国でASFの発生が拡大するなど、日本で発生していない病害虫や家畜の伝染病が近隣諸国で拡大しています。国内においても、鳥インフルエンザや豚熱等の家畜の伝染病が発生しており、早期の清浄性回復と安定した畜産振興の観点から、水際での検疫はより一層重要になっています。
 2024 年の訪日外客数は、10 月までの累計が過去最速で3000 万人を突破するとともに、中国からの2024 年の訪日客数が2019 年同月比の約8割に達しており、上述の植物の病害虫や家畜の伝染病の日本への侵入リスクが極めて高まっている状況です。

日本に渡航される方は、下記ウェブサイトの情報やリーフレットを参照し、引き続き、家畜の伝染病や植物の病害虫の侵入防止に係る取組にご協力ください。

(参考)
〇植物防疫所ウェブサイト
「植物や土が同封されている外国製品の購入に関する注意点」
「よくあるご質問(海外からの持ち込み編)」
「植物にも検疫が必要です(旅行者(携行品))」
「海外から野菜や果物を持ち込む際の規制」

○動物検疫に係るウェブサイト
動画「海外からの家畜伝染病を防げ!」
(15 秒版)
(30 秒版) ※各言語字幕版
「輸入動物検疫等に係るよくあるお問い合わせ」
「家畜の伝染性疾病の侵入を防止するために~海外へ旅行される方へのお願い~」
「肉製品などのおみやげについて(持ち込み)」

○リーフレット
動植物持ち込みに関するリーフレット