今般の東北地方太平洋沖地震に対するモンゴルの対応
1 3月11日、我が国で発生した東北地方太平洋沖地震に対し、モンゴル国の多くの要人からお見舞いの書簡、お言葉を頂きました。
(1)11日の地震発生直後、エルベグドルジ大統領は天皇陛下に対し、お見舞いのメッセージを寄せたほか、12日には出張先であるゴビアルタイ県から、城所大使に対し、電話にて、今回の地震に対する哀悼の意が述べられました。
(2)バトボルド首相からは、地震発生直後となった11日の15時15分という早い段階で、当時実施されていたJOCV等との懇談の場で、日本側に今回の地震に対する哀悼の意を表明して頂きました。
(3)11日の夜には、ザンダンシャタル外交・貿易大臣から城所大使に対し、電話にて哀悼の意が表明されるとともに、モンゴル政府として緊急支援物資を送りたい旨申し出がありました。
(4)以上の他にも国家大会議議長、モンゴル日本議連会長等をはじめ多くの国家の要人等からお見舞いの書簡、お言葉を頂きました。
2 モンゴル政府からの支援
12日、エンフボルド副首相、ザンダンシャタル外交・貿易大臣が当館に来訪され、モンゴル政府としては,被災者に対する100万米ドルの義援金と毛布約2500枚の援助物資の提供を閣議決定するとともに,緊急援助隊を派遣する用意がある旨表明しました。
3 モンゴルからの緊急援助隊の派遣
日本政府はモンゴル政府からの緊急援助隊の派遣の申し出のもと、早速、受け入れを決め、同援助隊は,15日午後に成田空港に到着しました。緊急援助隊は,モンゴル非常事態庁のレスキュー隊員12名で構成されています。
4 その他
(1)モンゴル赤十字社は、13日、13時よりノミン・デパート前等において本件地震に関わる募金活動集会を開催しました。ザンダンシャタル外交・貿易大臣も参加しました(当館からは日野参事官が出席)。
(2)これらの他にも、多くのモンゴルの機関、団体及び個人から当館に対し、義援金等の申し出がなされました。

