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平成22年度無償資金協力「食糧援助(KR)」に関する書簡の交換


1.2月18日(金)、モンゴルの首都ウランバートルにおいて,城所卓雄駐モンゴル国大使と先方ザンダンシャタル外交・貿易大臣(Mr. G. ZANDANSHATAR, Minister for Foreign Affairs and Trade)との間で、8億1,000万円を限度とする平成22年度無償資金協力「食糧援助」に関する書簡の交換が行われました。

2.ザンダンシャタル外交・貿易大臣より、モンゴルの民主化直後の食糧不足を支援したのは日本からの「食糧援助」であり、最近の米不足を解消するのに役立っているのも、また日本からの「食糧援助」であると説明の上、今次「食糧援助」の署名・書簡交換できたたこと対し、重ねて謝意が述べられました。

3.「食糧援助」は、モンゴル国内の食糧供給の改善を目的に実施されるもので、今回が通算18回目の実施となります。米の支援については、昨年の我が国の支援に引き続き実施され、モンゴル政府によって国内の市場価格を参考にしながら、販売価格の設定が行われ、国内市場で売却されることになっており、その売却代金は見返り資金として積み立てられます。その見返り資金は、我が国政府と協議の上、モンゴルの農牧業を発展させるためのプロジェクト資金としてさらに活用されることになります。

4.これまでの「食糧援助」では、良好に見返り資金が積み上げられ、それらはモンゴル国内の社会開発プロジェクトに活用され、日本からの援助資金の相乗的かつ効果的な活用がなされております。

5.我が国としては、この「食糧援助」がモンゴルの国内の米価格の安定化に少しでも役に立つとともに、モンゴルの食糧事情を改善することを期待しております。また、今回の「食糧援助」が、その後の見返り資金の活用を通じ、これまで以上にモンゴルの農牧業の発展につながっていくものになることを期待しています。