城所大使の新モンゴル高校訪問
5月5日(火)、城所大使はウランバートル市の新モンゴル高校を訪問しました。
新モンゴル高校は、日本式教育を取り入れたモンゴル初の3年制高等学校として2000年に開校しました。従来、モンゴルの教育制度は10年制一貫教育(2004年より11年制、2008年より12年制にそれぞれ移行)で、外国との教育制度の相違、特に修学年数の相違から、留学等に際して不利益を被ることがありました。このため、日本の大学院に留学中であったガルバトラハ校長は、国際基準に適った日本式の高等学校制度を導入し、人材育成を通じて自国の発展に貢献したいとの熱意のもと、日本のNGOや企業の支援を受け、新モンゴル高校を開校しました。カリキュラム上は日本語とロシア語を第二外国語として選択することができますが、520名あまりの生徒全員が日本語を学んでいます。卒業生の多くは日本をはじめアメリカやロシアなどへ留学しています。
城所大使は授業参観、校内視察後に開催された歓迎会に参加し、生徒たちによるモンゴルの伝統楽器演奏や舞踊、日本の歌などで暖かい歓迎を受けました。生徒たちに向けた挨拶の中で、「まるで日本の学校に来たような感覚を覚えています。日本で勉強した人の中には、ジグジッド駐日モンゴル大使をはじめ、モンゴルと日本にとって重要な人がたくさんいます。皆さんの中からそのような人が出てきてくれることを期待しています。」と呼びかけました。その後生徒たちから大使の日常生活や大使としてのモンゴルの印象、両国関係等、様々な質問が日本語は勿論のこと、英語更にはロシア語により寄せられました。