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無償資金協力2件に関する書簡の交換


 21日、日野耕治臨時代理大使とザンダンシャタル外交・貿易大臣との間で、合計35億2,500万円(モンゴル通貨で約533億トグログ)を限度とする無償資金協力2件の実施に関する交換文書への署名を行いました。

 「ウランバートル市水供給改善計画」(供与限度額33億500万円、モンゴル通貨で約500億トグログに相当)は、ウランバートル市の水需要の増大に対処するため、同市東部郊外のガチョールト地域に取水井戸を設置し、同市内に送水するための施設整備を行う案件です。この計画により、同市の給水量は、1日当たり25,200立方メートル増加します(現在の給水量は、1日当たり240,000立方メートル)


 「人材育成奨学計画」(供与限度額2億2,000万円、モンゴル通貨で約33億トグログに相当)は、モンゴルの将来を担う若手行政官18名を対象に、日本の大学に留学するために必要な学費等を供与する案件です。この計画の実施により育成される人材が、将来、モンゴルの各分野の発展に貢献するとともに、両国の相互理解及び友好関係の構築に寄与することが期待されます。


 ザンダンシャタル大臣は、署名式で行われた挨拶の中で、モンゴルでは日本の協力により様々なプロジェクトが実施されたが、水供給の改善に関する案件や人材育成に関する案件はその代表的なものであり、モンゴルの経済発展に非常に役立っていると述べ、我が国の支援に対する感謝の意を表しました。


 また、日野臨時代理大使は、同じく挨拶の中で、両国は、戦略的パートナーシップの構築という新たな目標を掲げており、本日署名した2案件の実施は二国間の友好関係のさらなる強化に資することが期待される旨述べました。