第二次初等教育施設整備計画校舎引き渡し式

ダルハンオール県での引き渡し式

オルホン県での引き渡し式
モンゴルでは90年の体制移行後、都市部への人口流入が続いたため、都市部における教室不足は深刻な問題となっています。また、モンゴルでは現在、学校制度を12年制に移行するべく準備が進められており、さらなる教室不足も懸念されています。18年度は、ダルハンオール県で、第4番学校、第11番学校及びオド(Od)学校の3校に計38教室を、オルホン県では、第7番学校、第2番学校及び第6番学校の3校に計19教室を新たに建設しました。これによって、ダルハンオール県及びオルホン県の教室不足が緩和され、モンゴルの将来を担う子供たちの学習環境が改善されることが期待されます。
我が国は、教育環境を改善するべく、1999年以降「初等教育施設整備計画」により、モンゴルの初等教育施設の整備を支援して参りました。現在も、「第二次初等教育施設整備計画」のほかに「第三次初等教育施設整備計画」を実施中であり、ウランバートル市における教室不足解消を支援しています。
我が国は、対モンゴル国別援助計画の中で「市場経済を担う制度整備・人材育成に対する支援」を4つの重点分野の一つに掲げており、今後も、モンゴルにおける教育分野の発展を積極的に支援していく方針です。