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一村一品運動全国評議会の開催


16日(土)、エンフサイハン副首相及びUNDPモンゴル事務所野田副代表の出席の下、モンゴル政府及びUNDPの共催で一村一品運動全国評議会が開催され、市橋大使も出席しました。本会議は、モンゴルでの「一村一品運動」の更なる促進のために開かれたもので各地域の代表によってこれまでの活動状況についての報告や、今後の展望や課題について意見交換が行われました。

 「一村一品運動」は、1980年代に日本の大分県で始まり、その後アジアを中心として20カ国以上にひろまった運動です。ここモンゴルでも、2001年から大分県とバヤンホンゴル県が協力して事業を開始しています。日本政府としても、モンゴルの「一村一品運動」を支援するためJICAを通じた技術協力を行ってきており、本年からはUNDPが実施する「一村一品運動」を、日本基金を通じて財政的に支援しています。

多くのアジアの国々では、経済開発の進展とともに、人口の都市集中が進み、市場規模の小さな地方では、若年層人口が流出し、都市と地方の格差が拡大するという問題がみられております。そして、モンゴルもその例外ではありません。「一村一品運動」は、産品の開発及び販売を促進することで地方経済の活性化を目指すものですが、この運動を通じてこうした問題の解決をはかり、モンゴルの持続可能な均衡ある発展につながることが期待されます。


JICA ホームページ:
http://jica.go.jp/partner/kusanone/country/mongolia.html

  UNDPホームページ:http://www.enterprisemongolia.mn