平成17年度「ウランバートル市バヤンズルフ区医療センター拡張計画」開所式


ウランバートル市バヤンズルフ区は近年地方からの移住者が急増している地区で患者数も年々増加していますが、受け入れ体制はすでに飽和状態で、特に検査業務の負担が大きく、診察にも大きな影響がでていました。
この状況を改善するため、草の根無償により建物の拡張工事を行い、検査室の増加を図るとともに、地下には救急車用の駐車場を作りました。そして草の根リサイクルという別のスキームを活用し、兵庫県芦屋市から供与された中古救急車の輸送費も支援しました。
こういった日本国政府の支援が呼び水となり、ウランバートル市を初めとする関係機関から医療機材も供与されることにもなりました。日本国政府、芦屋市、ウランバートル市、バヤンズルフ区、ワールドビジョンという様々な機関の協力が実現したことは、一つのよい援助協調の例を表しているといえます。