大使の第二総合病院視察
6月16日、市橋大使は第二総合病院をバヤスガラン院長らの案内で視察しました。
同病院は、1931年に設立され、1961年に現在地に移転、1994年に我が国の無償資金協力により実施された「国立第二病院医療機材整備計画」の下で各種医療機器、医療機材、救急車、ベッド等が整備されました。現在では、外科、内科、産婦人科、小児科、眼科、歯科、耳鼻咽喉科、緊急医療等の受診が可能となり、220床のベッド、380名の医療スタッフ(うち医者は80名)を有し、ウランバートル市民(約100万人)に加え、4アイマグ(県)の24万人が医療保険の第3サービスとして利用しうる総合病院となっています。
10年以上前に我が国より供与された医療機器等は丁寧に保守管理され大切に扱われている様子がうかがえました。一方、さすがに年月が経ち、技術の進歩の前に旧式化した機材も見受けられました。
院長からは病院運営上「保健医療セミナー」(別掲)で指摘・討論されたモンゴルの保健分野の抱える問題についての現場からの説明もあり、こうした問題点の解決のための取り組みの重要性が改めて認識されました。