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起工式及び機材引き渡し式

「東部幹線道路建設及び道路建設機材整備計画」
起工式及び機材引き渡し式


   2006年4月21日、14:00よりバガノールにおいて、日本国政府の無償資金協力によって実施される「東部幹線道路建設及び道路建設機材整備計画」の起工式及び機材引き渡し式が、市橋日本国大使、ツェンゲル道路・運輸・観光大臣及び関係者の参加のもと、とり行われました。

   東部幹線道路は、モンゴル東部のエルデネからウンドゥルハーンを結ぶ全長約260キロメートルの道路であり、日本は、その一部区間の道路建設、改修及び架橋工事に協力することとなります。東部幹線道路が整備されますと、ウランバートルからウンドゥルハーン間の約350キロメートルが舗装されることとなり、首都から東部へのアクセスが、飛躍的に改善されます。

   また、今回供与される道路建設機材により、厳しい自然状況下でも、モンゴル側が自立的に、道路を維持・管理することが可能になります。

   モンゴルでは道路交通網の整備が進んでいない地域が多く、経済発展や地方開発を阻害する要因となっています。また、道路が敷設されていない地域では、車両が草原を縦横無尽に走行することで、環境に悪影響を与えています。2000年に我が国の協力によって実施された「東部幹線道路建設計画調査」においても、当該区間の道路整備により、高い経済効果が期待できると結論付けられており、東部道路建設及び道路建設機材整備計画が、これらの問題解決に資するものと期待されます。

   我が国は、これまでもウランバートル市道路整備計画による「太陽道路」の改修など、モンゴルの道路交通網の整備を支援しており、今後とも、モンゴルの市場経済化を促進するインフラ整備を積極的に支援していく方針です。