保健分野ワーキングセミナーの開催
6月6日(火)~8日(金)の3日間、モンゴル保健省主催により保健分野発展のためのナショナル・コンサルタティブ・ミーティングが開催されました。同会議には、グンダライ保健大臣、オトゴンボルド副大臣らをはじめ、この会合の開催を保健省に提案した在モンゴル市橋日本大使、会合開催に協力したJICWELS(国際厚生事業団)の野崎部長他が出席しました。また、WHO、世銀、ADB、UNICEF、UNFPA、UNV、GTZ、JICA等多数の国際機関やモンゴル国内のアイマグ(県)、ソム(村)レベルを含む関係機関、団体の専門家も参加しました。
モンゴルの保健分野については、昨年保健戦略マスタープランが昨年策定されており、我が国もJICWELSを中心にこれを積極的に支援してきました。本会合は、同マスタープランの実施体制作りとも連動して開催されたものであり、同マスタープランにおいて重要な課題とされている(1)健康保険制度の再構築、(2)自己負担支払いの導入、(3)保健サービスの質的な改善、(4)保健従事者へのインセンティブ、の4つのテーマについて専門家からプレゼンテーションがなされました。また、これに対して参加者から多くの意見・質問が出されマスタープラン実施のために幅広い関係者が認識を共有しながら取り組みを行う上で有意義な会合となりました。