「持続的プライマリーヘルスケアプロジェクト」引渡式について
4月28日、我が国の人間の安全保障基金によりUNICEFが実施している「持続的プライマリーヘルスケア・プロジェクト」に係る引渡式がモンゴル保健省で行われました。
日本政府は、これまでモンゴルに対し無償資金協力、技術協力、円借款により様々な支援を行ってまいりました。これら2国間援助の他に、日本政府はUNICEFや世銀、ADBなどの国際機関に対する資金拠出を通じた支援も実施しており、このような支援はモンゴルに於いてこれまで80件以上、支援総額100百万ドルに上っています。「持続的プライマリーヘルスケアプロジェクト」もこうした協力形態の一つで、我が国は本プロジェクトに対し、人間の安全保障基金により610,000ドルの資金をUNICEFに拠出し、資金面で協力しています。
今回のプロジェクトは、遠隔地の64ソムに対し医薬品を供与するもので、4月28日医薬品を満載したトラック4台がウブス、バヤンウルギー、バヤンホンゴルおよびドルノドアイマグに向け出発しました。供与された医薬品の売却益はリボルビングファンドとして積み立てられ再度医薬品の調達に充てる計画です。
本プロジェクトが遅滞なく実施され、地方住民の保健事情が改善されることが期待されます。