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食糧援助引渡式


12月8日、食糧・農牧業・軽工業省において、日本政府による食糧援助に係る小麦の引渡式が、市橋駐モンゴル日本国特命全権大使、バダムジョナイ食糧・農牧業・軽工業大臣、その他関係者出席のもと執り行われました。この食糧援助は、モンゴル国内の食糧供給の改善を目的に2007年12月11日に署名された交換公文に基づいて実施されたものです。供与金額は4億円(約40億トグログに相当)で、ロシア産小麦約10,000トンが調達されました。この食糧援助では見返り資金の積立が義務づけられており、調達された小麦は食糧・農牧業・軽工業省が主催する入札を経てモンゴル国内の製粉企業に売却されます。この売却により得られた代金は見返り資金として指定の市中銀行に積み立てられ、農業開発をはじめとする社会開発プロジェクトのために活用されることとなります。食糧援助によりモンゴルの小麦不足が緩和され、また見返り資金が有効に活用されることでモンゴルの農業生産をはじめとする社会経済の発展に貢献することが期待されます。なお、日本国政府はこれまでモンゴル政府に対し合計15回(今回16回目)、総額50.1億円(約501億トグログに相当)の食糧援助を実施しました。