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平成20年度草の根・人間の安全保障無償資金協力署名式


8月8日、在モンゴル日本国大使館において、日本政府による草の根・人間の安全保障無償資金協力2件の署名式が行われました。署名されたプロジェクトは以下のとおりです。

①「ドルノド県ハルハゴル郡11年制学校寄宿舎改修計画」
②「ボルガン県モゴド郡9年制学校校舎及び食堂改修計画」

「ドルノド県ハルハゴル郡11年制学校寄宿舎改修計画」の実施されるハルハゴル郡は1939年にノモンハン事件が発生した場所です。明年はノモンハン事件の70周年にあたり、このような節目を前にして本計画を実施することは、過去の歴史を乗り越え、平和を祈りつつ、未来を担う子供たちを育てるものとして、将来に亘る彼我の関係を構築する上で大きな意義があると考えています。
また本計画では、国連児童基金(UNICEF)の協力によって、深井戸掘削事業も実施されます。

「ボルガン県モゴド郡9年制学校校舎及び食堂改修計画」の実施にあたっては、現地で活動している国際協力事業団(JICA)の青年海外協力隊員の協力のもと、本計画の円滑な実施が期待されます。

 本日署名した2件はいずれも教育に関するものですが、日本政府は基礎教育を通じた人材育成を重視しており、対モンゴル国別援助計画の4つの柱のうちの1つである「市場経済を担う制度整備・人材育成に対する支援」の根幹をなすものと位置づけています。これらの案件実施を通じ、将来モンゴルの国造りを担う子供たちの教育環境の改善に貢献できるものと期待しています。