トップページ>新着情報

モンゴル総選挙後に発生した暴動に関する市橋大使とオヨーン外務大臣との会談


1.7月3日午後、市橋在モンゴル日本国大使は、オヨーン外務大臣を往訪し、今回の国家大会議総選挙投票後に発生した暴動に対し、次のとおり日本国政府の立場を伝達した。

(1)平和的な方法によって民主主義への移行を達成し、民主主義の発展に向けて努力を継続してきたモンゴル国において、総選挙後に暴動が発生し、死傷者が出たことはたいへん残念である。

(2)今後、関係者間の対話を通じて、早期かつ、平和的に事態の解決が図られ、モンゴルの民主主義が一層発展することを心から念願している。
                              
2.また、市橋在モンゴル日本国大使は、オヨーン外務大臣に対し、(1)今回の暴動で負傷した邦人の日本への緊急移送に際する、オヨーン外務大臣以下外務省関係者の支援に深甚なる謝意を述べるとともに、(2)日本人を含む外国人の安全の確保につき一層の配慮を要請した。また(3)モンゴル政府が(今回の暴動に対し)迅速に取っている処置について評価した。

3.オヨーン外務大臣は市橋大使に対して、(1)事態を平和的に解決するためのモンゴル側の取組の現状を説明し、(2)今回の暴動に係る犯罪行為を法律に基づき徹底的に捜査し責任を追及するとの姿勢を示し、(3)外国人の安全確保のために一層留意したいと表明した。