浅野外務副大臣のモンゴル訪問
4月28日から5月2日にかけて、浅野外務副大臣がモンゴルを訪問しました。浅野外務副大臣はモンゴル訪問中、エンフバヤル大統領をはじめエンフボルド首相、エンフボルド外務大臣、バトボルド内閣官房長官、ツォルモン外務副大臣らと精力的に会談を行いました。これら会談の中で、双方は、今年2月、エンフバヤル大統領の訪日の際に策定された「今後10年間の日本モンゴル基本行動計画」のフォローアップとして、特にモンゴルの鉱物資源開発のための官民合同協議会及び貿易・投資促進のための官民合同協議会を早急に立ち上げることについて一致をみました。
また浅野外務副大臣はエンフボルド外務大臣との会談後、同外務大臣との間でモンゴルからの留学生20名の我が国への新規受け入れにかかる無償資金協力(3億1,000万円)に関する交換公文に署名しました。この無償資金協力は将来を嘱望される主としてモンゴル政府(外務省、大蔵省、教育・文化・科学省、自然・環境省等)の若手行政官を日本の大学で育成することを目的とするものです。
更にエンフバヤル大統領との会談では、同大統領から浅野外務副大臣に対して、皇太子同妃両殿下のモンゴル訪問にかかるモンゴル政府からの招待状が手渡されました。これに対し浅野外務副大臣は、「宮内庁を通じ、至急転達する。今後検討していきたい。」と述べました。
このほか浅野外務副大臣は、エルデネット市を訪問し、銅鉱山を視察したほか、ウランバートル市郊外の日本人抑留中死亡者慰霊碑を訪れ、献花しました。また「モンゴルにおける日本年」の記念行事の一環として行われたチンギス創世大学「サクラ祭」(同大学で日本語を学ぶ学生たちの日頃の勉学の成果発表会)に主賓として出席し、同大学から名誉教授の称号が授与されました。
なお浅野外務副大臣のモンゴル訪問につきましては、外務省ホームページでも御案内しておりますので、次のアドレスでご参照頂ければ幸甚です。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/honsho/fuku/asano/mongolia_07/gaiyo.html
(了)