一般プロジェクト無償資金協力
ウランバートル市高架橋建設計画「太陽橋」開通式
10月17日、ウランバートル市内において、日本政府の無償資金協力により建設された「太陽橋(ナルニーグール)」の開通式が行われ、当館から清水大使が出席し、モンゴル側からはアルタンホヤグ首相らが出席しました。
ウランバートル市の南北方向には2箇所の踏切と2つの高架橋(ゴルバルジン橋、平和橋)がありますが、両橋とも老朽化・損傷等も著しく、安全で円滑な交通を確保できないことが課題となっていました。
このプロジェクトは、2009年5月27日に署名された交換公文(E/N)に基づき、北のイフ・トイロー通りと南のエンゲルス通りを結ぶ鉄道跨線橋(高架橋)及び南北アプローチ道路を建設したものです。
この高架橋は、日本の最先端技術を用い、モンゴルで初めて建設された鋼鉄製橋梁です(全長895メートル、うち橋本体262メートル、アプローチ道路633メートル)。
開通式には、アルタンホヤグ首相、ガンスフ道路・運輸大臣、バトウール・ウランバートル市長らが出席し、アルタンホヤグ首相は「本高架橋が市民の皆様によって「太陽橋」と名付けられたことは大変縁起の良いことであり、まさに、名前のとおり太陽に近い開発の橋となって聳え立ちました。この橋を1日およそ3万台の車が利用することで、市内の交通渋滞が緩和されることになります。」と冒頭の挨拶を行いました。
また、バトウール・ウランバートル市長は「モンゴル国が旧ソビエトの社会主義から脱出し、自力で発展して行くこの20年間の間に最も大きな役割を果たしてきた国は日本国です。モンゴルの社会における様々の課題の改善に向けたプログラムやプロジェクトを実施し、我が国を全面的にサポートしてきた日本政府及び日本の国民の皆様にこの機会を借りて改めて感謝の気持ちを申し上げます。」と挨拶しました。
この安全で信頼性の高い高架橋が開通することにより、鉄道踏切を交差せず安全で円滑な市内交通が確保され、ウランバートル市の交通渋滞の緩和に寄与するほか、経済活性化及び社会サービスへのアクセスの向上に繋がることが期待されます。
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