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平成23年度 草の根・人間の安全保障無償資金協力案件に関する署名式


 9月14日、駐モンゴル日本国大使公邸において、城所大使、セドワンチグ国家大会議議員、アムガランバヤル・ゴビアルタイ県知事、オチルホヤグ・フブスグル県副知事ら出席のもと、草の根・人間の安全保障無償資金協力による「ゴビアルタイ県ツォグト郡12年制学校改修計画」及び「フブスグル県トゥネル郡12年制学校寄宿舎改修計画」の2案件について署名を行いました。


 これら2案件の供与限度額の合計は、20万9,620米ドル、モンゴル通貨で約2億6千万トグログに相当します。


 草の根・人間の安全保障無償資金協力は、開発途上国の草の根レベルに直接裨益するきめ細かな支援を行うための資金協力を行う制度です。署名を行った2案件は、学校の教育環境改善を目的とするものであり、将来のモンゴルの国造りを支える人材育成に寄与する案件です。


 署名を行った2案件は、モンゴルの将来を担う子どもたちを育てる教育施設を改善するプロジェクトです。老朽化による雨漏りや暖房の不具合などが発生している校舎及び寄宿舎の改修を行い、子どもたちの学習環境を改善します。


 署名式では、アムガランバヤル・ゴビアルタイ知事から、「草の根無償資金協力により、ウランバートル市から遠く離れたゴビアルタイ県の子供たちの学習環境が改善されております。県民を代表して日本国政府及び日本国民に感謝申し上げます。」との挨拶がありました。


 また、セドワンチグ国家大会議議員からも、「日本政府の草の根無償資金協力により、20年継続し、モンゴル国の教育分野及び医療分野への支援を実施していること対し、モンゴル国民を代表して日本国政府及び日本国民に感謝申し上げます。」と謝意の表明がありました。


 これらを受け、城所大使は、「関係者の皆様のご協力により、本日署名したプロジェクトが成功裡に実施され、モンゴルの子供たちのための教育環境が改善し、さらには、モンゴルの益々の発展につながることを期待しています。」と述べました。


 平成23年度は、これまで、14日に署名した2件を含め、計9件、総額約88万1,980米ドル、モンゴル通貨で約10億8千万トグログの草の根・人間の安全保障無償資金協力の案件の実施が決定しています。