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野生動物共同研究展示会の開催


7月6日、自然史博物館で、野生動物共同研究展示会の開会式が行われました。この研究は、高槻成紀麻布大学教授らが2002年からモンゴル科学アカデミー生物学研究所とともに進めてきたもので、世界で初めてガゼルの移動ルートを解明するなどの成果を残してきました。今回の展示会は、共同研究の成果をモンゴルで発表する目的で行われています。

高槻教授は、モンゴルに訪れて研究を行うこと、モンゴルで研究成果をモンゴルの人々にみてもらうことが夢であり、その夢は次々に実現した、このような成果発表をモンゴルの各県で行うこと、モンゴルの野生動物を研究するモンゴル人の研究者を育成することが今後の夢であると述べました。

市橋大使は、単に研究するだけでなく“モンゴルのものをモンゴルの人々へ“という高槻教授の姿勢を高く評価し、また、日本政府の文化無償資金協力により展示および視聴覚機材の供与がなされる予定の自然史博物館が、日本とモンゴルの自然科学分野の研究者同士のつながりを強め、その成果を発表する場として中心的な役割を担っていることを大変うれしく思う、と述べました。

同展示会は9月30日まで行われる予定です。